新しい学年の就職活動が開始したとかするらしい。今回は就活(転職)に絶望しそうな、もしくはすでにしている人へ向けて書く。だからやる気満々のやるマン、簡単に自分を偽れる人、起業志向の人はここじゃない、ブラウザバックだ。
では、まずは結論から。
大手や人気企業を目指すから絶望するんだよ!拘らなければ生きやすくなるぞ!!
この結論に向かっって論を進めていく。多分長くなるから先にチャートで流れと要約書いとく。
続きを読むこれは自分の人生を振り返った時や後悔によく言われる、あるあるセリフの一つだ。
曰く「周りの目を気にし過ぎた」
曰く「他者からの評価を意識し過ぎた」
最近話題になっていたVERY妻の件も、しくじり先生で小林麻耶さんが言っていたことも結局この問題だ。それほど普遍的な悩みなら、なるべく早く対策しておいた方がいい。
他人からの評価を気にすること自体悪いことではない。他者の存在を無視した者は社会不適合者となり、それこそ社会生活が送れない。そして社会的生き物である人間は、他者の存在なしには生きれない。円滑な社会生活を送ろうと思うなら、他者を意識することは大事なことだ。
問題なのは他者の評価を気にし過ぎることだ。これは程度の問題であり、主観の問題だ。明確な基準などない。自分でこの罠に陥っていないか判断する必要があり、ゆえに難しい。その回避方法は、
「自分は何を欲してしるのか知る」
これが答えになるだ。
主人公九条(松田龍平)から「怖いやつです。自分が欲しい物を知ってるやつは、怖いです。」といわれたオバケ(瑛太) 映画「青い春」2002より
自分が欲しているものが分かれば、全ての行動がそれを起点に行われる。自分の行動や思考に芯ができる。内側からの価値観から出発すれば、他者の評価や視線は一義的ではなくなる(=優先事項じゃなくなる)。
これを知るための自分への質問は世の中に溢れている。少し例を挙げると、
「何をやっている時幸福を感じるか?」
「お金が無限にあったら何をするか?」
「時間が無限にあったら何をするか?」
「今死ぬとして後悔することは何だろう?」
「what do you want? What do you want to be?」
ライフハック、就活や転職向けの手引書、啓発本、ビジネス書。探せばいくつでも出てくる。…にも関わらず、多くの人がこの質問に答えを先延ばしにしている。(だからこそ、多くの人が自分を人生を生きていないと思っている)
一旦まとめてみよう。
疑問:人は自分がしたいこと、なりたい状態を案外知らない。それはなぜだろう?
仮説:考えるのに時間がかかるし、面倒だから。それに仮の答えが出でも正解かどうかわからない問から。
あなたが手に取った商品は自分の意思で選んだものか?見ているテレビは自分の意思で見ているか?通っている学校は?会社は?趣味は?食べ物は?場所は?アイドルは?アニメは…?
そんなこといちいち考えるのは大変だし、面倒だ。世間や所属集団で評価されているものを選ぶ方が簡単だし、みんなが欲しているものを欲している方が楽だ。
仮説が正しいとして、最大の敵は「考えるは面倒臭い」だ。
時間がかかるのも、明確な答えが出ないことも、結局は面倒臭いに集約できる。脳は労力を使うこと、不確実なことにエネルギーを与えてくれない。
もう一度まとめてみよう
自分の人生を生きるには、自分が本当は何を欲しているか知ればいい。しかし、自分が本当に欲しているものを知る、(考える)のは面倒くさい。
この面倒くさいさえ克服できれば、解決したも同然だ。さて、どうやって克服したものか。仮に「自分が本当は何を欲しているか知りたいけど、それを考えるのは面倒だ」という相談者がいるとしよう。この人を説得できれば解決だ。回答をいくつか考えてみよう。
■興味ない回答
うっせ、知らね。勝手に哲学的ゾンビにでもなってろ。
■コピペ的回答
お前それサバンナでも言えんの?
■厳しめの回答
面倒ってことで避けてるなら、そのまま一生やってろ。そして死に際で、その他多くの人と同じように後悔すればいい。
■優しめの回答
そっか、でも面倒ってだけで避けて、最終的に後悔するのは嫌だよね。じゃあ、とりあえず仮の答えを出してみよう。1日でも、1時間でもいいから、ちょっと時間をとって考えてみよう。っていうか自分が気持ちよくなる瞬間を考えるって、単純に気持ちよさそうじゃない?何をやっている時が幸せを感じるか、一緒に考えてみようよ!!
■熱血な回答
自分の人生を他人に預けんなよ!お前はなんの為に生まれてきたんだよ!それを誰が考えてくれるんだよ!お前だよ!お前自身が自分で考えるんだよ!!今のままじゃお前は奴隷だ!精神的な奴隷なんだよ!本当はもっと自由なんだよ!お前の魂を解法してやれよ!!自分の力で!!!
■やなせたかし風回答
なんのために生まれて、何をして喜ぶ、わからないまま終わる、そんなのは嫌だよね。
うーん?んん・・・ん?!
うーん、分からん!!寝る!
多分続く・・・
「やらなきゃ、やったほうがプラスだ、やりたい」と思っていてもできない事は多い。掃除、運動、読書、勉強、旅行、イベント、創作活動などなど。やる気を出す方法の一つに「とにかく始める」というものがある。これは「作業興奮」と呼ばれるもので、先に体の動きがあって脳がやる気を出すというものだ。
しかしその「始める」というのも壁になってる人は意外と多い。「作業興奮とか知ってんだよ!でもそれができないんだよ!!」という人は、嘆く前に以下のチャートに従ってみて欲しい。
①とにかく始める
↑
②計画を立てる
↑
③モチベーションへ投資する
↑
④やめる
①ができない時は②を、②もできない時は③を、③もできない時は一旦やめちまえ‼︎そんな感じです。別に④から①へ、③から①へいきなり飛んでもいい。
それでは一つずつ見ていこう。
続きを読むおっす、久しぶり。元気?走ってる?投擲してる?武道してる?バンドとか生徒会のメンバー元気?暇してる?未来人からのメッセージにも慣れてきた?ぼちぼち言いたいことがあるんじゃない?
其方が言いたいことはわかるよ。「折角未来から来たんだから、人生を劇的に変える方法を教えて欲しい」とか思ってんでしょ。
その気持ちはわかる。
例えばお金の話なら、勝ち馬を教えれば儲けれるかもしれない、未来を教えれば株で大儲けできるかもしれない。
でも、僕より先の未来で君はどうする?未来人からの指標なしで生きていける?金銭感覚身につける経験捨てちゃうけどいいの?儲けたお金を何に使うの?不動産でも買うの?その後どうするの?肥大した自我はどこまでいくの?ってか現状そんな興味ないでしょ?
経済的に自立したことないし諸々現状込みで、この方法は…なし!!
或いは、日常の学校生へはこうだ。
君が稀代の天才秀才だったら、飛び級のある海外の学校に行くように勧めるかもしれない。
君が南方熊楠みたいな学校嫌いの学問好きなら、高校なんて辞めて好きに勉強することを勧めるかもしれない。親を納得させるために大検(高認?)も加えて。
君が単なる学校嫌いなら、さっさと学校辞めて労働を経験させて、雇用労働選択における学歴の重要性を実感できるように勧めるかもしれない。
君が結構な安定志向なら、年齢制限にかからない公認会計士試験や公務員試験の受験を勧めるかもしれない。
君が音楽や絵や文章といった芸術や創作活動に止むに止まれぬ情熱を持っているなら、兎角、情熱が枯れるまで作品を作り続けることを勧めるよ。人に見せれるようにフォーマット化して、応募するのも忘れずに。
君が世の中を変えたり自立できるアイデアとスキルを持っていれば、必要な資金と資材を集めて、形にするように勧めるよ。
国を想う気持ちが人一倍強ければ、「大学校」と名の付くとこを勧めるかもしれない。
でも、そうじゃないだろう。陸の孤島で平々凡々と日々を送り、高校生活にもそれなりに満足している。人並みに人間関係に悩み、同じような毎日の退屈を飼い。それでも、そこを飛びだす不満はない。
人生を「劇的」に変えたかったら、大きなエネルギーが必要だ。現状に多少問わず満足しちゃ大きなエネルギーは生まれない。大きなエネルギーを生むには絶望や危機感、偏愛や執着が必要だ。それらがない今の君に、さっきの言葉はきっと届かない。それに未来を知らない君は、そもそも変えたいとも思っていない。だから人生を劇的に変える方法は教えない。
「劇的」じゃなくて「緩やかに」人生変える方法は山の様にある、その答えは全部本屋にある。それは自分で調べろ。でも、基本だけ教えておく、5個しかない。基本は、水を良く飲め、適度に運動しろ、部屋を清潔に保て、知らないことを学び実践しろ、関係する人たちを大切に、だ。
最初の2つは何となくわかるよね。健康大事プラスレス。3つ目は、部屋が綺麗だと思考が鮮明になる。要らないものは捨てちまえ。4つ目は、人生は何もしないには長いみたいだ。衣食住足りた結果、現代では「生きるために生きる」ことが難しくなった。そして、人は意外と自分が没頭できるものを知らない。夢中のキーワードは「知ってるけど、知らない」だ。存在や概念を知っているけど、その本質や深淵を知らないもの、そんなもの増やしなさい。最後は当たり前だけど、人は一人では生きてゆけない。
どれも直ぐに実践できることだし、意識さえすれば難しいことじゃない。こっちも全部完璧に出来てるとは思わないけど、そっちも今から出来てないと思うことがあれば、やっておいて欲しい。なげーと思うなら、体、知、人の三文字でもいい。
さて、まさかと思うかもしれないが、ここからが本題だ^^。さらっと行こう。
こんな言説がある。
若人「大人はいいなー、勉強しなくて。」
大人「もっと若い時に勉強しておけばよかった。」
この言葉には嘘がある。どちらも本当に言いたいことを言っていない。
本音は「今、勉強したくない」のだ。これを、立場を変えて言い変えたに過ぎない。大人になっても目標や理想があれば、学び、インプットし続けなけれななれない。過去の不勉強を憂うなら、今すぐ取り掛かる他無い。
なんて煽りながら、恥を忍んで言ってみよう。
数学を諦めるな
お前さんいずれ数学を諦める。よく分かんないって言って文転する。そんで、10年以上経ってやり直す。特に理由もなく。
数学も言語だ。過去の賢人達がなんとか世界を記述しようとして形にしてきた叡智の結晶だ。最初は難しいかもしれないけど、入口なら理解出来なくはない。
せっかく高等教育受けてるなら、取り組むことなく諦めるのはもったいない。無いならないなりに頭を働かしてみよう。頭使い過ぎて、倒れるのも悪くないよ。
そっちからすれば「お前が言うな」って感じかもしれない。
高校生活は其れなりに色んなことやって、まぁまぁ楽しいよ。勉学以外やり切った感持って卒業できる。意識的、主体的であれば犯罪以外何やってもいいと思う。未来人的に助言は聞いて欲しいけど、別に聞かなくてもいいよ。好きなこと好きなだけ没頭して、恥かきまくって成長してほしい。
長いこと付き合ってくれてありがと。
それでは未来で。
もしも人生をやりなおせるなら If I had my life to live over
さて、今回の続きで、今回は中国と日本の比較的な話である。貿易は為替や需要供給など様々な要因で決まので難しく考えがちだが、末端の立場から考えることで少しでも実感が伴えば幸いである。先に結論から言うと、
中国どーん↑で日本どーん↓である。
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世界市場。横文字にするとグローバルマーケット。そんなことを言うと大袈裟だが、これから話すのはその中のごく一部、僕らが普段食べている食料についての話だ。仕事として関わり、直接見聞きした範囲でこの5年間(2010~2015年)の間にどんなことが起こっていたのか。その一部として記録を残しておきたい。
市場における需要と供給の話から始め、最終的に金はあるのに食物が買えない状態がなぜ起こるのか、について触れていく予定だ。先ずは経済の復習からいってみよう。
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よう元気してる?哲学してる?ボチボチ生きる意味とか考え始めちゃった?びっくりだよなー自分が世界の中心じゃないだなんて。流石に周りの人がお化けとか幽霊とかじゃないのは分かってきてたけど、まだ頭のどっかで自分は特別だって思ってたよな。それが何だっけ、確か学校近くのブックオフで立読みしてた時、古谷実の「ヒミズ」の冒頭で打ち砕かれたんだよ。
「自分を特別な人間だと思うな」
そんな感じのメッセージだったと思うけど、あれにはやられたよなー、自分ヨユーで思ってたもん、願えば希望は叶えられると思ってたもん、淡い希望を見事に打ち砕いてくれたよなー。(ちなみに今は誰とも話題を共有できてないと思うけど「ヒミズ」は2012年に映画化されるぞ!)
まぁそんな感じで、生きる意味とか、自分とか、宇宙とかについてぐるんぐるん考え始めてると思う。それを自分なりに解決するのは結構時間かかって、高校2〜3年生になるまで悩んでたと思う。でも逆に言うと、時間はかかる(4〜5年か…)けど、自分なりの暫定の答えは出せるんだ!とも言えるよね。
ここで未来人として出した答えを教えることはできるけど、そんな不粋なことはしない。確かに悩んでた時間は無駄っちゃ無駄な時間だったけど、その過程でいろんなことを体系立てて考えることができるようになったと思う。それに、答えだけ教えたとこで、仏作って魂入れず。この問いに関しては解より過程が大事だったと思っている。
今は大変かもしれないけど、たくさん本読んで自分なりの解を出して欲しい。必ず糧になるはずだ。
んで、今回の未来人からのメッセージは、
英語はやっとけ、だ。
わいは知っとるで、お前さんが初めての英語のテストで8点だったことを。教師に8の下に100を書かれて「8/100」の称号を貰ったことも。
まぁテストの点数は割とどうでもいいんだよ。問題はこっからだ、君はその後御多分に洩れず大学進学を志すことになる(日本の大学進学率は50%程度だから、ここでいう御多分は普通科の御多分だ)。結果、大学には入れる。そして仕事で英語使ったりもする。洋物の映画や本が捗ったり、海外サイトを苦なくサーフィンしたりと、受験という狭い枠を超えて、英語を取得することで結果としてより満足度の高い生活が出来るようになる。
でも滅茶苦茶苦労する。なんせ受験を決めた時に知ってた単語はappleとtennisぐらいだし、文法知識もゼロだ。不定詞云々以前に形容詞と副詞の違いさえ知らない。1〜2年とかそんなレベルじゃない、中高丸々6年間のビハインドからのスタートだ。英語は決して難しくないが、習得するには時間がかかる。その時間のアドバンテージが一切ないのだ。でも、今の君にはまだある。
だから今の内に英語やっといてーー!!
無理に単語ゴリゴリ覚えたり、文法ガリガリやんなくてもいい。それは最悪受験勉強始めてからでいいんだ。ただ、せめて教科書読めるようにはしとこう。そして、その際必要なら必要な分だけ単語と文法覚えよう。それも面倒なら英語(以外も含めて)語学の勉強方法とかだけでも調べよう。
何でこんなにしつこいかって、さっきも言ったけど英語学習で苦労する、それはつまり時間を余分に消費することを意味する。その結果どうなるかと言うと、色んなものを犠牲にすることになる。
何か犠牲にするくらいなら、義務教育や公教育がわざわざ時間を割いてくれてるんだから、それを利用しない手はない。6年間の代償は余りにも大き過ぎたんだ。
今回はそんだけ!じゃあまた高校生で!
よう。元気してる?今から少し話するね。ちょっと耳が痛い言葉もあるかもし知れないけど、未来の自分からだと思ってちょっと聞いてほしい。
まず君は今ゲームか漫画読むかしかしてないと思う。それはいい。ポケモンやろうが、ムドー何回も倒そうがアモスを偏愛しようが問題ない。クソゲーや読むに値しない漫画にも沢山出会うだろう。それも問題ない。良き選択の精度はそれまでの失敗の回数に比例する。強いて言えば、ゲームで言えば最新機種を買ってもいいんじゃないかな。
え?金がないって?
御年玉があるだろうが!
ちきりん女史も仰るように、君が幾何か貯金をしていても、歳を重ねるにつれその額は何故か増えていく。皆がプレステや64をやってる中、いつまでもスーファミだけに固執しなくていい。手前のお金で次世代機を買ってもいいんだ。そしてゲームするなら徹底的に。ゲームは人の作ったものだ。よく考えなくてもブログラム、つまり論理の世界だ。面白いし、合理的に考える訓練にもなる。飽きるまでやりなさい。
ただ、運動はしとけ。
まず、君は太っている。母親は甘い言葉をくれているだろうが、君は肥満だ。でもそんなに心配しなくていい。今は少し辛いかもしれないが、肥満問題はいずれ自然に解消される。問題はそこじゃない。
君は中高生にになって御多分に漏れず運動部に所属する。そこで思うだろう、小学校でスポーツをしてた奴等に勝つには相当な時間がかかる、と。中学では小学校で蓄積のある奴が当然中心になる。中学3年間あれば追いつくだろうと思うかもしれないが、センスどころか、慢性運動不足の君はいきなりビハインドだ。3年間やって漸く「普通」の運動能力を会得することになる。それでも平均的な身体能力だ、中心となって活躍できるほどじゃない。過去の蓄積のある不真面目な部員に及ばない。当たり前だけどスポーツは勝つほうが楽しいし、活躍できるほうが楽しい。
だから今のうちに体は動かしとけ。勉強は小学校レベルじゃ大差はつかない、後で何とでもなる。オススメのスポーツは水泳かな(知らんけど)。
それじゃあまた中学生で。
毎年、年が明けると変な違和感に出会う。それまで慣れ親しんだ年が急に使えなくなるのだ。そして何か切ない気持ちになる。あぁ、もうあの慣れ親しんだ年はすっかり過ぎ去ってしまったのだと。散々2015年と書き続けて、いきなり2016年と書けと言われても、そんなにすんなり受け入れるほど不貞じゃない。そんな違和感に襲われつつも、1ヶ月も経てば新しい年にも慣れて、違和感なんて無くなっていくんだ。そして親しみを感じてきたら、また次の年を迎えるんだ。
2015年はどんな年だっただろうか。色んな事を始めようと思っていた。ブログはその1つだった。数学も始めた、モノも減らした(断捨離?)、10㎏減量もした、英語は続けた。
やり残した事も多い。本は100冊以上読んだ、映画も100本以上観た(数量に拘る必要はないけど、それでも数字は客観的な指標だ)、漫画も数えられないくらい読んだ。それでも全然アウトプットしてこなかった。まだまだ読みたい本や、観たいものは山のようにある。全部は難しいかもしれないけど、2015年以上には出力していきたい。拙い文章を改善するのも継続しかないと思う。
来年も新しいことや、止めていたことを始めてみたい。日常の中の仮説を実験したり、調べたり。動画制作を再開したり。それからもっと人に会おう!
サンキュー2015年!よろしく2016年!
いよいよスターウォーズの新作が公開されましたね。僕は明日観に行く予定ですが、その前に、その前に今年観た映画ベスト3を決めようと思います。
結果はこちら
思いの他話題にならなかった気もするけど、面白かったよ!前回もあったカットを割らずに各々のヒーローの活躍描くシーンは最高。っていうか冒頭が最高。冒頭が面白い映画は大体面白い。何気なく観ちゃうけど、違う作品の主人公達を集めて話を作るってそーと難しい、いや、集めるだけならできるかもしれないけど、その上に一定のストーリーや面白さを構築するのは至難の技だと思う。
とういうわけで3位!…でもアメコミは人選ぶし、このシリーズは一見さんには取っ付きにくいよね。これから観る人はキャプテンアメリカとアイアンマンだけでも押さえれば大筋はわかる。
説明不要!この作品が年間ベストの人も多いと思います。間違いなく映画史に残る作品。考察され語り尽くされたし、ネタも盛大だった。兎角今年の映画では1番話題にもなったと思う。平熱だったのに…2回…3回…爆音上映とか行っちゃった…よね。
今年の年間ベストは博士と彼女のセオリー!(原題The Theory of Everything)これは物理学者ホーキング博士とその妻ジェーンとの生活を中心に描く話。まず二人の出会いからいい。2人が大学のパーティーで初めて出会い、交わした言葉が↓これである。
"science?" "arts"
(意訳すると「科学専攻?」「いいえ文学」的な感じ、多分)
カァー!そんな出会いある?何こので出会い、いきなり楽しい。まぁ、楽しい生活も早々に終わって、そっから大変。博士はどんどん身体の自由がなくなっていくし、終には言葉も話せなくなるし。なんかクソイケメンのピアノマンも出てくるし。そうなるとやっぱり夫婦生活は大変なっていくんだけど、その度々に2人が下す決断がいちいち肝が座ってって「なんて、なんて大人なんだ」と泣きながら観ました。
そして堂々のエンディング。「There should be no boundaries to human endeavor while there's life , there is hope」(意訳:人類の挑戦に終りはない。命がある限り、そこに希望がある)ここでまた号泣。自分も身体悪いとこあるけど、博士に比べたら全然動けるし…もっと…もっと頑張んなきゃ…!と思える作品でした。
機動隊とモブの行動に憤慨した寄生獣か、直近で観た007スペクターか迷いましたが、やっぱりインサイドヘッド本編前の短編、のさらに前にあったアレですかね。
合計26+SWで27本でした。月2本観れればいいと思ってたので、割と満足です。見過ごしたジュラシックワールドはレンタルします(^_^;)
上半期(1~6月)
ベイマックス(ドンホール&クリスウィリアムズ)公開2014年末でした
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(モルテン・ティルドゥム)
ジュピター(ウォシャウスキー姉弟)
バードマン(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
セッション( デミアン・チャゼル)
ゼロの未来(テリー・ギリアム)
チャッピー(ニール・ブロムカンプ)
マッドマックス怒りのデスロード(ジョージ・ミラー)
下半期(7~12月)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(ジョセフ・ヒル・ウェドン)
バケモノの子(細田 守)
インサイドヘッド(ピート・ドクター)
クーキー(ヤン・スウィエラーク)
ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション(クリストファー・マッカリー)
ピエロがお前を嘲笑う(バラン・ボー・オーダー)
キングスマン(マシュー・ヴォーン)
アントマン(ペイトン・リード)
バクマン(大根仁)
ピッチパーフェクト2(エリザベス・バンクス)
007スペクター(サミュエル・アレクサンダー・メンデス)
*関連記事
東村アキコ先生の「かくかくしかじか」を最近読み返した。初めて読んだのは今年の5月だったと思う。久しぶりに会った大学の友達が紹介してくれた。なんでオススメしてくれたかは覚えてない。作者と僕が同郷(宮崎県)だったからか、それともこの漫画を通してなにか伝えたい事があったのか、今は覚えてない。
なんとも赤裸々な話だ。主人公の抱えていた感情は、多少の差こそあれ皆あるのだろう。いや、あると思わされるといった方がいいかも知れない。だから読んだ人は自分の話だと思い、感情移入して涙していまうのだ。これは人の心の奥底にある感覚に触れる作品だ。地元を出る出ないの話。大学に行く行かないの話。新しい生活、友達、親、故郷、恋人、恩師、自分の夢。毎日、その時その時最善だと思って過ごしていても、後になって振り返ると、無駄だと思ったり、全然最善じゃなきゃったり、と。でもやっぱり後にならないとわからないものです。その事を作者は何度も自分を罵ることによって嘆いている。それほど深い後悔だったのだろう。自分はバカだ、アホだ、ダメだ、あの頃に戻りたい、と。そういった心のモヤモヤを何かしらの形で折り合いを付けたくて、この作品を書いたのかもしれない。間違いなく私にとっても大切な物語だ。
この話は多層的だ。読んでる人によって“ささる”ポイントが異なる。私はどこだろうか?いよいよ追い込まれて夢に向かうところか?あれほど好きだった恋人と簡単に別れてしまったとこか?地元の幸せで美しい日々か?確かにどれも胸にくる話だが、やはり、恩師の言葉と遂にその言葉を獲得する主人公であろう。
日高先生の「描け」という言葉は、彼の生き方を凝集した言葉だった。私達はともすれば頭の中で考えをぐるぐるとこねくり回す。なぜか?なんだ?どうしたい?どういうことだ?何がしたい?得か損か?世間体はどうだ?周りの人の反応は?私とは何だ?人生とは何だ?人間とは何だ?生とは、死とは?宇宙とは?…そうして動けなくなることが往々にしてある。でもそうじゃない。描きたいとか描きたくないとか、やりたいとかやりたくないとかじゃない。
描きたいものなんてなくていいんや ただ描けばいいんや 目の前にあるものを 描きたいものなんか探しとるからダメになる 描けなくなる(3巻)
人間頭の中で何を考えても自由だ。でもそれじゃあ世の中変わらない。そんな大層なものじゃなくても、あなたの人生も、日常も変わらない。描かなければ何も生まれない。行動しなければ作品も反応も生まれない。やってみれ初めて分かることは多い。頭でこねくり回している時はグルグルモヤモヤと廻っていた思いが、あら不思議、やってみると答えは出る(この答えが出てしまうのが恐怖なのかもしれない)。それでも、そうしなければ人は次にいけない。今描かなければ次は描けない、次の一歩を踏み出すためにはその前の一歩を踏まなければならない。それを一言で表したのが「描け」という言葉なのだ。しかし、それを理解するには主人公は若すぎたのだろうし、先生は言葉が足りなかったのだろう。
「描け」と言われて続け進学した大学、しかし「描け」なかった4年間。決して空白ではなかったし、無駄なんてことは無かったのだろうけど、こと「描く」という1点において後悔が大きかったのだろう。この赤裸々な物語は、その贖罪と今もいる当時の自分への応援の物語だと思う。
やる気、出ない時ありますね。わかっちゃいるけど動けないことありますね。
そんなやる気が出ない時にオススメの本2冊紹介。その前にまず、やる気自制心系で最近売れた本といえばこれ。(今年文庫化もされた)
めちゃめちゃ売れたみたいなので読んだ人も多いかもしれない。この本を初めて読んだ時の素直な感想は、なんか読みにくい。
結果、あんまり頭に入ってこない。文化の違いか、翻訳のせいかわかんないけど、読みにくい。例えが多い、結論が遅い。悪い本じゃないんだけど、そういう意味で若干評価され過ぎた本だと思う。
今回紹介するのは、同じ思いをした人には特にオススメ。言ってることは同じ、かつ、より読みやすいだからだ。