「やらなきゃ、やったほうがプラスだ、やりたい」と思っていてもできない事は多い。掃除、運動、読書、勉強、旅行、イベント、創作活動などなど。やる気を出す方法の一つに「とにかく始める」というものがある。これは「作業興奮」と呼ばれるもので、先に体の動きがあって脳がやる気を出すというものだ。
しかしその「始める」というのも壁になってる人は意外と多い。「作業興奮とか知ってんだよ!でもそれができないんだよ!!」という人は、嘆く前に以下のチャートに従ってみて欲しい。
①とにかく始める
↑
②計画を立てる
↑
③モチベーションへ投資する
↑
④やめる
①ができない時は②を、②もできない時は③を、③もできない時は一旦やめちまえ‼︎そんな感じです。別に④から①へ、③から①へいきなり飛んでもいい。
それでは一つずつ見ていこう。
①とにかく始める
そのまんま、ときかくはじめればいい。具体的に動く事によって、1ミリでも1センチでも変化すればいい。そうすれば確実に目標に近づく。
ちなみに、できる人や自己管理バッチリな人の頭の中はこうなっている。
①目標達成
↑
②効率、より良い方法
↑
③とにかく始める
やるとかやらないとか迷わない。やる一択。やる気とか環境とか関係ない。その上に効率とか方法論とかがある。っつーわけで、ここも難しい人は次へ行きましょう。
②計画を立てる
1年、1ヶ月、1週間、1日、1時間、内容に合わせて計画を立てる。なんで計画が大事かというと。脳にやる気を出して貰うためだ。
脳は漠然としたものにやる気を出さない。どのくらいのやる気を使うか分からないとやる気をくれない。やる気は実は有限で、脳は緊急事態に備えて(火事場の馬鹿力用に)基本的にやる気を出さない様にしている。
だから計画を立てて、やる気がどの位か事前に見積もって、脳に教えてあげればいい。その時意識して欲しいのが、次の2点だ。
・ゴールを明確にする
・ゴールから逆算して何を、いつ、どのくらいやるか決める(what,when,how)
最終的な到達点と、目の前の具体的な行動がわかればやる気が出るはずだ。
それでもダメな時は次いこう、次。
③モチベーションへ投資する
計画立ててもやる気でない時は、結構きてる。そんな時は、直接目標と関係ない、けど間接的には関係する、的なことをすればいい。投資っていうとお金がイメージされやすいけど、ここでは時間や労力も含まれる。じゃあ具体例出してくよ。
■環境に投資する
結構広い意味になっきゃうけど、要は具体的な行動をする時に使う道具や場所、同じ目的を持った仲間などなど。
掃除ならお掃除グッズ、運動ならシューズやウェア、読書なら読書会、勉強なら椅子やペンや自習室、旅行やイベントなら仲間と話し合い、そんな感じ。
道具があれば使いたくなるのが人間だから、道具に投資はありだ。
■メタ知識へ投資する
「メタ知識」とか覚えなくていいからね。要はハウツー本や成功・合格体験記を見るってこと。この効果は2点ある。
・②の計画を立てる時に参考になる
・達成した時の気持ちを先取りできる
②で計画を立てれなかった場合は、そもそも何をやったらいいか分からないことが原因だったりする。ハウツー本にはその答えが載っている。
体験記には計画に使える情報にプラスして、目標達成した時の状態や感情を先に知る事ができる。それが気持ち良ければ良いほど、快楽によってやる気がでる。
知識という道具があれば、使いたくなるのが人間やでー。
■接触回数へ投資する
今回紹介する中で一番簡単(やる気使わない)方法。とにかく関連する事に触れる。触れてる内に知る、好きになる、っていう人の性質を利用する(単純接触効果という、恋愛にも使えるらしい)。
ドキュメンタリー、映画、漫画、テレビ、博物館、講演会、関連する事をエンタメ化した物ならなんでもいい。少なからず興味ある事×エンタメで接触回数を増やす。その結果、興味が増大したり好きになれば、自然とやる気にも繋がるのだ。
この方法を上手く使った例が↓これだ。先に好奇心を刺激する。興味あれば御一読を。
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)
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④やめる
ここまでやってダメならやめちまえ!!
やめるっていうのは別に悪いことじゃない。わくわくしないことを無理してやる必要はない。没頭できることや勝手にやる気が出るものがあれば、そっちをやった方がいい。人生は有限だ。
但し諦めるのは、この先やらなかった事で何かを被っても文句言わない覚悟、は必要だ。
掃除してなかったから恋人呼べない、運動してなかったから太った、勉強しなかったから合格しなかった、◯◯行きたかったなー、創って無いけどアイデアだけはあったんだー!…そんな不満はなしよ!
ぶっちゃけ計画立ててモチベーションへ投資してダメなら十分だと思うけど。諦めるの語源は「明らかにする」だ。よく見極めて、その上でダメならしょうがない。未来の自分に微かな希望を預けてしまおう。
最後にこう呟いてみよう「お前それ修造の前でも言えんの?」かと。