おっす、久しぶり。元気?走ってる?投擲してる?武道してる?バンドとか生徒会のメンバー元気?暇してる?未来人からのメッセージにも慣れてきた?ぼちぼち言いたいことがあるんじゃない?
其方が言いたいことはわかるよ。「折角未来から来たんだから、人生を劇的に変える方法を教えて欲しい」とか思ってんでしょ。
その気持ちはわかる。
どう生きるか
例えばお金の話なら、勝ち馬を教えれば儲けれるかもしれない、未来を教えれば株で大儲けできるかもしれない。
でも、僕より先の未来で君はどうする?未来人からの指標なしで生きていける?金銭感覚身につける経験捨てちゃうけどいいの?儲けたお金を何に使うの?不動産でも買うの?その後どうするの?肥大した自我はどこまでいくの?ってか現状そんな興味ないでしょ?
経済的に自立したことないし諸々現状込みで、この方法は…なし!!
或いは、日常の学校生へはこうだ。
君が稀代の天才秀才だったら、飛び級のある海外の学校に行くように勧めるかもしれない。
君が南方熊楠みたいな学校嫌いの学問好きなら、高校なんて辞めて好きに勉強することを勧めるかもしれない。親を納得させるために大検(高認?)も加えて。
君が単なる学校嫌いなら、さっさと学校辞めて労働を経験させて、雇用労働選択における学歴の重要性を実感できるように勧めるかもしれない。
君が結構な安定志向なら、年齢制限にかからない公認会計士試験や公務員試験の受験を勧めるかもしれない。
君が音楽や絵や文章といった芸術や創作活動に止むに止まれぬ情熱を持っているなら、兎角、情熱が枯れるまで作品を作り続けることを勧めるよ。人に見せれるようにフォーマット化して、応募するのも忘れずに。
君が世の中を変えたり自立できるアイデアとスキルを持っていれば、必要な資金と資材を集めて、形にするように勧めるよ。
国を想う気持ちが人一倍強ければ、「大学校」と名の付くとこを勧めるかもしれない。
でも、そうじゃないだろう。陸の孤島で平々凡々と日々を送り、高校生活にもそれなりに満足している。人並みに人間関係に悩み、同じような毎日の退屈を飼い。それでも、そこを飛びだす不満はない。
人生を「劇的」に変えたかったら、大きなエネルギーが必要だ。現状に多少問わず満足しちゃ大きなエネルギーは生まれない。大きなエネルギーを生むには絶望や危機感、偏愛や執着が必要だ。それらがない今の君に、さっきの言葉はきっと届かない。それに未来を知らない君は、そもそも変えたいとも思っていない。だから人生を劇的に変える方法は教えない。
「劇的」じゃなくて「緩やかに」人生変える方法は山の様にある、その答えは全部本屋にある。それは自分で調べろ。でも、基本だけ教えておく、5個しかない。基本は、水を良く飲め、適度に運動しろ、部屋を清潔に保て、知らないことを学び実践しろ、関係する人たちを大切に、だ。
最初の2つは何となくわかるよね。健康大事プラスレス。3つ目は、部屋が綺麗だと思考が鮮明になる。要らないものは捨てちまえ。4つ目は、人生は何もしないには長いみたいだ。衣食住足りた結果、現代では「生きるために生きる」ことが難しくなった。そして、人は意外と自分が没頭できるものを知らない。夢中のキーワードは「知ってるけど、知らない」だ。存在や概念を知っているけど、その本質や深淵を知らないもの、そんなもの増やしなさい。最後は当たり前だけど、人は一人では生きてゆけない。
どれも直ぐに実践できることだし、意識さえすれば難しいことじゃない。こっちも全部完璧に出来てるとは思わないけど、そっちも今から出来てないと思うことがあれば、やっておいて欲しい。なげーと思うなら、体、知、人の三文字でもいい。
本題
さて、まさかと思うかもしれないが、ここからが本題だ^^。さらっと行こう。
こんな言説がある。
若人「大人はいいなー、勉強しなくて。」
大人「もっと若い時に勉強しておけばよかった。」
この言葉には嘘がある。どちらも本当に言いたいことを言っていない。
本音は「今、勉強したくない」のだ。これを、立場を変えて言い変えたに過ぎない。大人になっても目標や理想があれば、学び、インプットし続けなけれななれない。過去の不勉強を憂うなら、今すぐ取り掛かる他無い。
なんて煽りながら、恥を忍んで言ってみよう。
数学を諦めるな
お前さんいずれ数学を諦める。よく分かんないって言って文転する。そんで、10年以上経ってやり直す。特に理由もなく。
数学も言語だ。過去の賢人達がなんとか世界を記述しようとして形にしてきた叡智の結晶だ。最初は難しいかもしれないけど、入口なら理解出来なくはない。
せっかく高等教育受けてるなら、取り組むことなく諦めるのはもったいない。無いならないなりに頭を働かしてみよう。頭使い過ぎて、倒れるのも悪くないよ。
そっちからすれば「お前が言うな」って感じかもしれない。
高校生活は其れなりに色んなことやって、まぁまぁ楽しいよ。勉学以外やり切った感持って卒業できる。意識的、主体的であれば犯罪以外何やってもいいと思う。未来人的に助言は聞いて欲しいけど、別に聞かなくてもいいよ。好きなこと好きなだけ没頭して、恥かきまくって成長してほしい。
長いこと付き合ってくれてありがと。
それでは未来で。
もしも人生をやりなおせるなら If I had my life to live over
- 作者: ナディーン・ステア,こがらし★パレード
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2015/01/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る