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没頭できることを求めて

2018年1月現在、たった3冊で800点を超えるための一番コスパの良いTOEIC対策教材

2015年にTOEICの教材に関する内容を書いた。

あれから約2年経ち、また↑はあくまで比較的な内容だった。なので2018年1月現在最新版の、ズバリこの教材!的な内容を改めたいと思う。

 

 

なぜ公式問題集を使わないのか?

まず前提として、TOEICの公式問題集は必ずしも必要だとは思っていない。もちろん、やらないよりやった方が良いのは当たり前なんだけど。無くてもなんとかなるし、学習環境によっては別の教材の方が良い、というのが正直なところだ。先ずはその理由を説明したいと思う。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

 

さて、受験生のバイブルとも言える公式問題集に苦言を呈するのは些か気が重い。少しでも気に障る事を言おうものなら、世のTOEICer達(TOEICをこよなく愛している人達)から刺されそうな雰囲気まである。しかし、それは一旦置いておいて、公式本の特徴を挙げると以下の通りになる。 

◎問題の質

△値段が高い

×リーディングの音がない

×デカイ・重い

 んで、それぞれにコメントすると、

 

◎問題の質→やっぱ最高だぜー!ヒュー!

△値段が高い→言うて、そこまで高いわけじゃないし…。

×リーディングの音源がない→MOTTAINA!

×デカイ・重い→勉強しにくいんじゃボケェー!

 

って感じ。もう少し詳しくコメントしていこう。 

◎問題の質

これは言わずもがな、実際のTOEICの問題を作成してるETSが出している問題集なので、これ以上の問題集は無い。受験で言えば過去問だ。勉強に過去問は不可欠だ。

△値段が高い

価格は3000円程度、類書や一般的な本の相場が1000〜2000円なのを考えると少し高い。ただ、5000円、10000円するわけでも無いし、TOEICの受験生が主に社会人なのを考えると、そこまで高いとは言い切れない。割引で見た映画2回分、軽く外食して奢った程度である。

×リーディング音源がない

これはいただけない。語学の勉強に音はあった方がいい。リスニング対策も兼ねてシャドーイングをするにしても、スピーキングの下地のために音読するにしても音源はあった方がいい。

旧バージョンではリーディング音声を一部配布していたりしたが、そのサービスも思ってしまった。仮に今後リーディングの音源を配布するようになったら、公式問題集1択になる可能性はある。

×デカイ&重い

これが公式本を使わない最大の理由だ。余程の暇人で無い限り、まとまった勉強時間の確保は難しい。そうなるのと、通勤時間やお昼休みに勉強時間を捻出するしかない。混んだ電車の中で、公式問題集を広げるわけには行かない。仕事の書類がかさばるのに、さらに重い公式問題集を入れるのは気が重い。しかし、勉強が日々の積み重ねてあることを考えると…持って行った方が良いんだろうけど…(~_~;)

TOEICを受験しようとするあなたはきっと忙しい人だと思う。であれば、使用する教材は、スキマ時間の勉強にピッタリの小さく軽い本が適当ということになる。

 

これからいくつか対策本紹介するが、全て問題の質もサイズも最適なオススメなものばかりだ。つまり以下の条件を揃えているものばかりだ。

 

◎問題の質→何度も取り組んで、文ごと覚える価値アリ!

◎値段が高い→1000円以下、安い!

◎リーディングの音源アリ→これでリーディング対策もバッチリチリ!

◎小さい・軽い→勉強しやすいじゃボケェー!

 

つまり今回の趣旨は、安くて小さくて軽いコスパ最高の教材を、たった3~4冊使ってTOEIC800点を超えよう!(予算MAX4000円)という事である。

 

まずは500点を超えたい

TOEICで500点に満たない場合、中学高校レベルで積み残しの可能性がある。その場合は少し遠回りでも、基礎からやり直した方がいい。詳しくは↓こちらを参照して、少なくとも文法はこの内容から入って欲しい。

 それでも、どうしてもTOEICに準拠したい勉強をしたい人には、こちらをオススメする。

新TOEIC TEST正解特急 ルール55

新TOEIC TEST正解特急 ルール55

 

この本は、問題の質も、レイアウトも、解説も申し分ない。そして何よりメチャメチャ薄い。この写真を見てほしいが、ただでさえハンディーな特急シリーズに中でも、極めて薄い。

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これにどんな効果があるかと言えば、勉強する際の心理的な壁を低くしてくれる。現状500点未満の場合、過去に勉強しなかったor英語から長い間離れている、かのどちらかだと思うが、どちらにしても英語学習に対する心理障壁が高くなっているだろう。

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でも、この薄さであれば「1周やり切れるかも」という気持ちが芽生えるはずだ。スモールステップ、困難は分割せよ。先ずは、この本から学習をリスタートすることをオススメする。

 

 

500~700点から800点を超えたい

さて、ここからが本番だ。今回はこの層をメインの読者と考えている。現在中々点数が上がらずに苦しんでいるかもしれないが、これから紹介する教材を信じて、徹底的に使い倒してほしい。そうすれば自ずと点数は伸びていくはずだ。

 

リスニング対策本

リスニング対策でオススメなのはこちら。

TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング

TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング

 

TOEICは2016年5月の試験から内容が少し変わった。例えばリスニングだと、3人の会話文が流れたり、図表見ながら解く問題が追加される様になった。

この本は、その形式変化に対応している数少ない本の1つだ。新形式に慣れておく精神的効果はデカイ。新形式に対応しているという意味では、森田鉄也先生の「TOEIC TEST 模試特急 新形式対策」もあるが、模試という形式の結果レイアウトを犠牲にしている。問題と解答が少し離れた構成になっており、繰り返し学習に不向きなのだ。なのでこちらに軍配を上げさせてもらった。

 本書には詳細な勉強法の解説ページがあるのも良い。それらに従っても自然と点数は上がって行くはずだ。ただ、後ほど詳述するが、まずは50回音読orシャドーイングして欲しい。どんな問題集もそうであるが、解きっ放し、ダメ絶対。

 

 

リーディング対策本

奇しくもリスニングと同じ筆者になってしまったが、リーディングはこちらをオススメしたい。「満点」と言っているが、高得点の人しか使えないという事は無い。別に何点からでも入って良い。 

新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング

新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング

 

リーディングは苦手とする人が多いせいか、いわゆる良書と言われる本がたくさんある。例えばpart5&6対策なら花田徹也さんの文法特急。part7対策なら神田正哉さんとTEX加藤さんの読解特急などが挙げられる。

しかし冊数が増える事は、それすなわち手間が増える事を意味する。本記事の趣旨は「最小の努力で最大の成果」である。リーディングセクションを1冊でまとめて出来るなら、まとめた方がいい。そんな時にオススメなのが本書である。

この本は、1冊でpart5・6・7対策することが出来る。さらに詳細な勉強指南書も入っている。勉強につかれた時などに読み返してほしい。

こちらも1周したら、まずは50回音読orシャドーイングして欲しい。どんな問題集もそうであるが、解きっ放し、ダメ絶対。数を多くしない分、1つの教材を深めていく必要はある。このレベルまでやれば、リーディングパートは350~400点(495点満点中)で安定してくるはずだ。

 

 *追記

2018年4月に同著者の改訂版が出版されました。新形式にも対応しているので、これから購入されるからは最新版をお使い下さい。↓

TOEIC  L&R TEST サラリーマン特急 新形式リーディング (TOEIC TEST 特急シリーズ)
 

 

この2冊の使い方

ここまで2冊、リスニングとリーディングの教材を紹介してきたが、この2冊の使い方を少し詳しく述べておこう。

まず、1周目は普通に解く。一気に解く必要はなく、自分ができる限りのペースでいい。そして解説をよく読む&理解する。特にリーディングのPart5&6は文法や語法が含まれるので、人に解説できるレベルを目指す(気持ちレベルでいいので)。

ここまでやったら、先に挙げた通り50周を目指す。音読とシャドーイングでは、音読の方が簡単なので、まずは音読から入る。付属の音源も利用しつつ、音読を10〜20周する。この程度繰り返すと音読が余裕になって飽きてくる。このタイミングでシャドーイングに切り替える。そうすると少し難易度が上がる。こんな感じで、脳を飽きさせないように難易度を上げていく。この過程は、1回はやる必要はない、1日3周とか5周とか、無理ないペースを確立しよう。ここまでをまとめよう。

1周普通に解いて、解説や和訳をよく読む

音源を聞きつつ10〜20周音読する

音読が余裕になってきたらシャドーイングに切り替える

トータル50周になるまで繰り返す。

50周超えても「余裕」レベルでシャドーイングできなければ、できるまで繰り返す

こんな感じだ。これだけでも、相当な量になると思う。私の場合は1日1~2時間の勉強で、大体3ヶ月ぐらいかかった。もちろん、次の試験には間に合わないかもしれない。それでも、これをやり遂げた時には、見違えるほど聞けるし読めるようになっている事を約束する。これまで色々な教材に手を出して結局点数が伸びなかった人ほど、この方法をオススメしたい。

 

50周を達成するためのイメージ

50周も無理だよ!思うあなたのために。どんなペースで進めればいいかの具体例を出して見よう。私自身の体験にはなるが、以下↓が50周するに至るイメージだ。

1ヶ月目:1日2~3問ずつ、しっかり精読&音読する。(各文2〜3周の音読完了)

2ヶ月目:1日5問ずつ、シャドーイングできる様に練習する(各文20周の音読×シャドーイング完了)

3ヶ月目:1日1周シャドーイングして回す(各文50周の音読×シャドーイング完了)

 

前提として、1日1時間しか勉強時間が無い場合の想定である。なので、もっと勉強時間が確保できる人なら、3ヶ月とかからないかもしれない。

1ヶ月目

1日で2〜3問しか進まない。その代わり解説をじっくり読む、英文の不明点がほぼ無いレベルまで精読して、2〜3周音読する。こうしておくことで、音声を流し聞きしても何となく内容を思い出すことができる。

2ヶ月目

このペースで少しずつ進めると、1ヶ月で最後まで精読が終わる。そしたらまた最初から始める。前回は1日2~3問だったのが、今度は5問ずつ進める。かつ、問題は解くのではなく、1問につき10周ほど音読orシャドーイングをしていく。これも1ヶ月続けると、全体で各文20周ほど回したことになる。

3ヶ月目

ここまでくると大分慣れてきているので、最後の1ヶ月は1日1周シャドーイングする。めちゃめちゃ時間がかかりそうな気がするが、1時間もかからない。とにかくこれを毎日続ける。そうすると3ヶ月目で50周達成することができる。

50周に満足せず、100周を目指してもいい。1時間とかからず1周シャドーイングができるので、かなりコスパがいいはずだ。暗唱できるレベルを目指しても全然goodだ。

 

単語

普通単語の参考書は真っ先に持って来るんだろうけど、単語を覚えるのに積極的な人はいないと思うので最後に(笑) 

「語学学習は単語に始まり単語に終わる」と個人的には思っている。文法や構文が理解できる様になったら、最後は語彙力の勝負である。日本語だってそうだ。

話が外れた…、要は、TOEICの点数上げたかったら四の五の言わず単語覚えようぜ!ってこと。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 TOEICの単語帳と言えば、現状この金フレで決定でいいと思う。リンクからアマゾンレビューを読んでもらえれば、絶賛の嵐なのが目に入ってくるだろう。あえて僕が言及する必要は無いだろう。

個人的にオススメポイントは、やはり持ち運びに便利なサイズと軽さだ。いや、もちろん内容も良いんだけど、単語帳という性質上、内容に大きな差は出にくい。そうなると、繰り返しを前提としたレイアウトや大きさといった部分が大事になってくる。その点を全てクリアしている。

2017年に改定されたが、両方やった感想としては、改訂版の方が良い。発音記号が追加されたのも勿論だが、それ以上に「最近のTOEICでよく見かける単語」が改訂版の方がよく反映されている。こういった、最新の傾向がある試験は改訂版を使った方が無難である。金フレは文章と言うよりフレーズ集なので、無理してシャドーイングはしなくて良いと思う。

 

単語帳はもう一つだけ。世の中にはどうしても単語を文中で覚えたい勢がいる。そんな人に御誂え向きなのが本書である。600個の単語が200文の中に詰め込まれている。さしずめTOEIC界のDUO的なコンセプトだ。

どうしても例文で覚えたい人にはこちらをオススメする。ただし、最終的には全文シャドーイングを忘れない様に!200文しかないから、そこまで厳しくないと思うよ。

 

800点を超えたら

リスニングと併せて800点超えてきたらオススメなのが、こちらのリーディング教材である。オススメはするが、無理に手を出す必要はない。先に挙げた教材に、まだ深めて行く余地があれば、そちらを優先して欲しい。先述したが、深める余地は「シャドーイングが余裕でできる」レベルか否かである。シャドーイングが余裕でできないのであれば、↓に手を出す前に、もっとトレーニングを積んで欲しい。こちらはそれからでもいい。

TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

満点リーディングで唯一対応できていないのが、part6の形式変更だ。点数が低いうちはわざわざ対策するまでもないが(変更されたのはたった4問分だけなので)、高得点を狙うなら外す訳にもいかない4問だ。というわけで、最新のpart5&6対策としては本書をオススメする。

900点を銘打っているだけあって、出てくる問題も単語も少しレベルが高い。これも先ずは1周して、解答の根拠を確認しつつ50回シャドーイングしてほしい。800点を超えたなら、音読よりシャドーイングを積極的に取り入れていくべきである。金フレに残念ながら入っていないが、TOEICでよく見かける単語も沢山散りばめられているので、シャドーイングを通してそれらの単語も拾っていこう!

 

まとめ

500点未満

→中高の勉強からやり直す
→どうしてもTOEICに特化したかったら新TOEIC TEST正解特急 ルール55

 

500~700点

→リスニングはTOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
→リーディングは新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング
→単語はTOEICL&R TEST出る単特急 金のフレーズ

 

800点超えたら

TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6を追加

 

以上でございます!!