英語の能力は 【読む、書く、聞く、話す】4つに大別されます。
これに【受信、発信、文字、音】の軸を加えて表にすると項目を加えると、
受信 発信
文字 読む 書く
音 聴く 話す
こうなります。日本の大学受験では良く悪くも読む力を問う比率が大きいです。故に、ここから暫くは読むを効率的に伸ばす学習法を紹介します。
今回は導入編①。内容はやや込み入りますが、理解すると役立つよ!
読むために必要な能力を分解してみよう
英語を読むために必要な能力(知識)は単語、熟語、文法、読解です。
外国語を学ぶ際に当然言葉の意味を知らないとどうにもならないので、単語と熟語の知識は必須です。各言語のルールを学ぶのが文法です。文法には構文も含まれます。言葉としてはおかしいですが、単語熟語文法の知識を用いて文章を読む総合力を鍛えるのが読解です。読解は精読と速読に分化します。ここまでをまとめます。
単語:知らないと何にもできない
熟語:知らないと死亡
文法:ルール説明
精読:構文を解釈しながら正確に読む方
読解<
速読:長めの文章を素早く読む方
(最終的には素早く正確に読めるようにする)
何故勉強しても直ぐに結果がでないのか?
英語の初期学習が困難なのは、単語・熟語・文法だけやっても十分に結果がでないことです。下記のマトリックスを見て下さい。試験で問われる力を知識と論理(ロジック)とした際に、各科目で問われている能力の割合を表したものです。(割合は主観で勝手に作ったので参考程度)
知識:論理
国語 1:9 (知識は漢字、熟語、慣用句)
数学 4:6 (知識は公式、記号や言葉の意味)
英語 4:6 (知識は単語、熟語、文法)
理科 9:1
社会 9:1
ここから、殆ど勉強してないのに国語の点数が高い奴がいる、理科社会はやっただけ点数になる、数学や英語の成績を上げるのに時間がかかる、というあるあるが説明できます。
最終的な英語の試験では長文読解が点数の殆どを占めます。しかし、読解をやるためには単語・熟語・文法が必要、でもそれだけやっても高得点はとれません。つまり、身に付けた知識の運用が問われているわけです。
(数学でいえば:数学で点を取るには問題を解く必要がある。しかし、問題を解くためには公式や記号の意味を覚える必要がある、でもそれだけ覚えても点はとれない)
以上から導き出される結論は、
単語、熟語、文法を最低限をやって、読解に力を入れよう。
試験の為に勉強するのであれば、その目的は読めるようになること、単語・熟語・文法はその土台であり道具であることをお忘れなく。
単語・熟語・文法はどこまで身に付ければいいのか?読解力を付けるために何に取り組めばいいのか?それらは、今後説明していきます。
次回、英語の勉強法導入編②〜勉強を継続する方法
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