蔵ログ

没頭できることを求めて

2018年1月時評

今年の新しい取り組みとして、毎月1つ時事的な内容を1,200字程度で書いていきたいと思っている。そんなことを考えていたら2月になっていた。

何故今までやらなかったのか。そもそも時事的なものがあまり好きでは無い。時事ネタにはどこか刹那的な印象を受ける。例えばテレビのワイドショー。テレビのワイドショーで扱うのは「今一番ホットな話題」だ。社会的意義とか人類の未来とかは一旦置いといて、「今みんなが一番みたい知りたい事」を提供するのが命題である。

それに何の意味があるのだろうか。世間話や雑談には使えるかもしれない。それだけだ。時が経てば無力になっていく話題だ。実に刹那的。知識の集積や蓄積が感じられない。これが時事ネタが好きではない理由だ。

さて、それだけ時事ネタを否定しておきながら時事ネタを書こうとしているのか。大した理由ではない。友人の物真似である。友人が新聞で月1連載を持っているというので真似しただけだ。字数も彼が1,200字と言うので、同じにしただけだ。何とも浅はか、主体性の欠如である。

1,200字はそこまで長くない。世の男性が1日に話す単語数は約7,000字と言われている。そう考えると1日に話す量のわずか1/6程度だ。大した量ではない。すでにこの時点で530字に達している。

キッカケを話せたので、ボチボチ本題にいこう。1月と言うのは年の始まりだ。そんな始まりに自分に言い聞かせている事がある。「今年ももう終わりだな」と先に思ってしまうのだ。気が狂ったわけではない。

例年の年末を思い出してみてほしい。判を押したかのように「もう年の瀬、1年は早い」的な言説を宣っていなだろうか。その恒例行事を何年続ければいいのか?そこに少しでも否定的ニュアンスがあれば、その連鎖は切って然るべきはないか。そう思うのだ。

年末になって漸く時の速さを再認し焦るのだ。バカか!なぜ経験から学ばない!

…ある時そう思った。そういうわけで「今年ももう終わり」と年始にに年の瀬宣言を始めたのだ。さて、その効果はどうであったか。

迷ったらやる事が多くなった。締め切り効果か「せっかくだからやる」そう思える様になった。「せっかくだから」ば旅先で母親が言う台詞No.1である(自分調べ)。これは魔法の言葉だ。少し面倒な事は、この言葉の前に無力だ。思わぬライフハックであった。ぜひ皆様にもお勧めしたい。

さて、そんなせっかく精神で人生で初めて鳥取へ行った。これは件の友人の出身地で、彼が案内してくれると言うので行ったわけである。初めての鳥取はどうだったか。稀に見る寒波が押し寄せて、行きの便が欠航になった。キャンセル待ちを乗り越えやっとの思いで辿り着くと、雪積で身動きが取れなかった。鳥取砂丘へ向かったが、砂など見えず雪原があっただけだ。もしかしたらまた4月に行くかもしれない。

今月はこれで締めよう。今年も残り少ないよ!やり残したことは今のうちに!!

(1,205字)