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没頭できることを求めて

参考書3冊で乗り切る政治経済受験

*この記事は2022年4月に更新されました。

政治経済は日本史世界史と比べ圧倒的にマイナーな受験教科です。

ですが、税金や社会保障など、現代を生きる上で必須の知識を学べるお得で面白い教科でもあります。

今回は、これまでの受験生指導から見えてきた、オススメの政治経済参考書と勉強法を紹介していきます。

しかも、使うのはたった3冊です!

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インプット用教材

インプット教材は主に知識を整理する時に使う教材です。インプット教材から紹介しておいてなんですが、インプット中心の勉強は厳禁です。後ほど紹介するアウトプット教材を中心に学習して下さい。

理由を端的に説明すると、人は思い出す事で記憶に定着させることができるからです。詳しくは「受験脳の作り方」などに詳しいですが、ここではそういうものだ程度の認識で大丈夫です。

なので、これから紹介するインプット教材は言わばサブテキスト的な扱いです。アウトプット教材で分からない部分があった時の、参照用だと思って下さい。

 

畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義 改訂第6版

インプット教材のオススメは、上記「畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義」です。約500ページで分厚い本ですが、共通テストから私大入試まで幅広く使えます。

 

その他の選択肢 

インプット教材にも好き嫌いはあると思うので、その他の選択肢として以下をオススメしておきます。

本屋さんでパラパラ見てみて、これなら読めそう!と思えるもの1冊選んで下さい。 

 

 

オンライン予備校

本でインプットするのが嫌いな人はスタディサプリのようなオンライン予備校の授業でもOKです。政治経済を担当しているのは著書多数の伊藤賀一先生。

先生との相性はあると思いますが、文字から情報を取れない人は大いに検討の余地あります。 


スタディサプリのサイトへ飛びます)

  

共通テストまでのアウトプット教材

 次にセンター試験までの教材です。先述した通り政経の勉強はアウトプットを中心に行って下さい。その際、オススメのがこちらです。

政治経済集中講座

本書で出題されている設問に100%回答できるようにして下さい。その際、分からない用語は徹底的に調べて下さい。

などなど、受験生にとっては少し聞きなれない(けど業界の人にとっては常識な)用語は出てきます。人に説明できる程度には理解して下さい。

 

マーク式問題集

センター向けアウトプット教材をもう1冊だけ紹介しておきます。その名もズバり「マーク式」問題集です。

ただし、過去問に取り組める実力がついているなら無理にやらなくてOKです。

過去問との違いは分野別になってるかどうかです。

 

過去問

忘れてはいけないのが過去問です。最低でも5年分、目標は10年分にして取り組んで下さい。一回解いただけで満足せずに、最低でも3周は回して下さい。もちろん追試験もやります。

河合塾黒本や数学社の赤本などありますが、1番薄い駿台青本オススメします。

 

共通テストまでの教材と学習法のまとめ

 

大受験用のアウトプット教材

ここまできちんと取り組んでいれば政経の基礎は完成してます。

あとは過去問に取り組みつつ、細かい知識を増やして下さい。 基礎が完成した後の学習の基本は過去問です。

ここまで身につけた知識で50〜60%は得点できるので、そこから積み上げていくイメージです。

知らない単語が出てきたら、畠山の政経などインプット本を参照して確実に理解していって下さい。インプット本に書いてない用語は、捨て問、難問だと思って潔く諦めてOKです。(ネットで軽く検索するぐらいはOK)

 

受験にはタイムリミットがあります。英語・数学といったメイン教科の以上に学習時間をかけるのは危険です。

 

政経は1日1~2時間!を目安にコツコツ進めて下さい。やり過ぎ禁物!

 

標準問題精講

過去問だと体系的に学べない、まとまって2次対策をしたい受験生にオススメの問題集はこちらです。

政治40問、経済40問章、合計80問入っていいます。

まずは1日4章ずつ進めて20日で終わらせてください。

最終的には1日8問ずつ復習して10日で1周回し続けましょう。

 

政治経済は科目の特性上、最近のニュースが問題としてしようされます。さらに、議員定数集団的自衛権の政府見解など、出版時から変わった事も多くあります。政経の問題集は、最近出版されたものか必ず確認して下さい。

 

今回のまとめ 

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