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没頭できることを求めて

注意フィルターと引き寄せの法則 一橋大学2016年英語

パラリーというか要約というか微妙な感じだか。要は書いた人が言いたいことと、その論理構成を分かりやすくしようという意図である。

分かりやすさを優先するために、タイトルも要約も趣旨を変えない程度勝手に書いてます。(過去問持ってると思うので、真面目で正確なのが知りたければそっちを参照してね!)じゃあ何が良いかと言えば。

・平易な言葉を使ってる

・要約だけで文章の流れが分かるようになってる

・トピックの背景知識や関連知識が身に着く

こんな感じです。内容理解の補助になれば幸いでっす。

 

 

2016年⓵ 情報処理に忙殺されないためのお助けマン「注意フィルター」

段落要約

①現代人が処理しなきゃいけない情報は過去と比較して圧倒的に増えている

②見聞きした全ての情報を処理すると疲れちゃう

③人が意識して処理できる情報量は120ビット/秒だが、意識下でも多くの事が起きている

④人の話を理解するには60ビット/秒必要だから、同時に理解できる最大人数は2人だ。

⑤ね、注意とか意識って限界あるよね?(じゃあどう折り合いつけるか↓これの出番さ)

⑥注意フィルターというものがあり、これが意識させるものとそうでないものを選別してる

⑦この注意フィルターは結構すごくて、これのおかげで人間以外の生物は注意を逸らさずにいられる。(声を掛けても嗅ぐことを止めない犬とかね)!

 

ポイント

今回の文章のテーマである「注意フィルター」であるが、これは人間の意識の話でもあり、メイントピックじゃなくても大学入試の英文でたびたび見かける。詳しく知ってて損はない。諸々含めた結論を書いてしまうと、

人は意識したモノ(世界)しか認識しない!

これだ、これは真理として覚えておいていい。一生使える知識だ。

 

注意フィルターの具体例① カクテルパーティー効果 

さて、件の「注意フィルター」である。これには他の呼び方が色々ある。「選択的注意」次に紹介する「引き寄せの法則」もそうだ。その中で最もポピュラーな「カクテルパーティー効果」を紹介しよう。

これは、「騒がしいパーティー会場でも、自分の名前や興味ある話題は逃さない」というところから来ている。特に名前の部分は、思い起こせば経験があるだとう。自分の名前が呼ばれれば(仮にそれが同じ名前の他の人でも)、意識してしまうのが人間である。

あのデールカーネギーも、著書「人を動かす」の中で「名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない。」と言っている。それだけ、自分の名前というは大事で、呼ばれれば‟勝手に”注意が向いてしまうのである。

 

注意フィルターの具体例② バスケパスと世界最高のスリ師

これは有名な動画なので知っているかもしれないが、もし心当たりがなければ、取り敢えずネット回線の良好な環境(←重要)で、何回ボールがパスされたか数えてほしい。これは真剣にやってみてほしい。

 

↑この動画についてこれ以上話すと本来の面白味を奪ってしまう可能性があるので、別の動画を紹介しよう。これは世界最高のスリ師(?)と呼ばれているアポロ・ロビンスがどうやって人の注意を操っているかが良く分かる動画だ。

あぁ…、人の注意力のなんと愚直な事か…!

 

注意フィルターの具体例② 引き寄せの法則

巷で定期的に話題になるものに「引き寄せの法則」というものがある。これも注意フィルターの働きである(反論もあるだろうけど)。
引き寄せの法則の謳い文句は「願った夢が自動的に引き寄せられて叶う!」というなんともご都合極まりないアレで眉唾な感じだが。ここまで読んでくれたあなたなら、この「自動」が注意フィルターの働きということが何となく理解できるだとう。この「自動」を引文章から除いてみると、「願った夢が叶う」となり「意識した目標が達成する」と言い換えられる。…そうなると至極当たり前の事を言っているに過ぎない事に気付くだろうか?
じゃあ逆に考えてみよう。意識しないで達成されることなどあるのだろうか?サンタですら、事前に決めておかないと、望むプレゼントを与えてくれない。

例えば、一橋大学合格を目標としたとしよう。目標として意識して初めて、一橋大学に関わる情報が集まってくる。試験科目、配点、試験日、センター試験の目標点、場所、最寄り駅、これらの情報(結構多い)は一橋大学を意識した人しか手に入らない。

さらに一橋大学志望の受験生には、「一橋」という単語事体に重要な意味が帯びてくる。そうなると、徳川御三卿の「一橋家」、小学館集英社の「一ツ橋グループ」、予備校の「一橋学院」、等々他の人ならスルーしてしまう言葉を、注意フィルターは意味ある言葉として‟勝手に”意識に上げてくる。

注意フィルターは自分が重要だと思わない世界を勝手にスルーする。知らなければ、当然その世界には行けない。逆に、重要だと思う単語を意識すれば、それに関わる情報が、注意フィルターの御蔭で‟勝手”にじゃんじゃん入ってくる。結果その方向に自動的に向かうことになる。これが引き寄せの法則のメカニズムである。

受験を意識して初めて予備校の広告が目に留まる、就職を意識して初めて企業について知る、車購入を意識して初めてその車を外で見かける、子供を意識して初めて外の子供に気が付く、人間の意識などそんなものだ。だから上手に付き合う必要がある。

 

受験生のあなた様におかれましては、引き寄せの法則に頼ることなく、自助努力で志望校に合格されることを心より願います。

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (引き寄せの法則シリーズ)

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (引き寄せの法則シリーズ)

 

 

参考書で似ている文章「速読英熟語-14集中力とは何か?」


2016年② 音楽を学ぶ意味ってあんの?(あるよ)

段落要約

①学校で「音楽」って軽視されてるけど、いやいやむちゃむちゃ大事だから!

②良き聴衆は良き音楽家を育てるし。何より音楽は人生を豊かにする。

③音楽によってのみ人は対立する二つの感情(喜びと哀しみ、孤独と社会性)を同時に体験できるし、共同体の中で最も優れた資質を成長させることが出来る。(それは何だって?↓これだよ)

④音楽はスポーツと違って、競争じゃなくて共有が大事。だから空気を読む力が培われる。これって社会生活でめちゃんこ大事だよね。
    
⑤音楽は現実逃避の側面も確かにあるけど、人生の教訓も与えてくれるよ。私はベートーベンみたいな苦労しなかったけど、ベートーベンの音楽を通じて人生を学んだよ。音楽は人生を生きる助けになる。これを広めるのがわいの仕事やで!

 

ポイント

音楽については語れるほど素養がないので、特に無いです!ただ、自分の好きな音楽を知っていることは人生の助けになると思うので、自覚しておくと捗るよ!

詳しくはこちら↓

 

一橋大学(前期日程) (2018年版大学入試シリーズ)

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