「やっておきたい英語長文500」の要約第5回。今回はテーマは「観光と環境」、要は観光で栄えるとゴミ増えるよねって話。
■トピック
パラ1 インドの漁村の話
パラ2 観光客が減った原因
パラ3 政治家の不満発言
パラ4 ゴミ問題の範囲
パラ5 観光事業とゴミ問題の関係
パラ6 観光事業の欠点
パラ7 結論
■各パラ要約(通常)
パラ1 観光地として成功していたインドのコバラム村は40%も観光客が減った
パラ2 これはゴミ処理の問題が原因である
パラ3 「健康は気にしない、商売ができるように湾岸が綺麗になってほしい」
→つまり、皆が経済的な面を優先してしまっていると嘆いている
パラ4 ゴミの問題はコバラムだけではなく、途上国全般での問題だ
パラ5 観光事業は規制の少ない産業で、エネルギー消費や、公害の問題がある
パラ6 政府がやろうと、業界団体がやろうと、観光に環境問題はついてまわる
パラ7 全ての関わる人が観光地の環境や文化を守る努力をすべきだ
今回も堅くなり過ぎたので、やわめverを作成してみる。
■各パラ要約(やわめ)
パラ1 インドのとある村の観光客がメッチャ減ったらしい
パラ2 ゴミが原因だって
パラ3 インド人「花より団子、景観より金!同情するなら金をくれ!!」
パラ4 まぁ、世界中で似たようなこと起こってんだけどね
パラ5 だってさー観光業界ゆるいからさ~甘えちゃうんだよね~
パラ6 御上がやろうと民間がやろうと、どっちもゴミ出るよ。
パラ7 みんなで頑張んなきゃねー^q^(自分がするとは言っていない)
全体
トピック:観光産業と環境問題
主張 :皆で観光地を守る努力をしなければならない
■なぜ観光業が伸びるのか?
産業革命後、資本主義は長く続いている。その結果(特に)先進国ではモノが溢れている。
その結果、最初に生存の為の衣食住が満たされ、生存の恐怖がなくなると人は2つに分かれた。 つまり、創造する者、消費する者である。(前者2割、後者8割のイメージ)
21世紀になって、圧倒的に多くの人が消費を楽しめるようになった。結果、消費のあり方が変わってきた。つまり「物」から「体験」が消費されるようになったのだ。
悲しいかな、皆が自分と同じものを持っていても幸福感は然程増えない。多くの企業が全力で頑張った結果、見た目のちょっと違う大体同じものが大量に生産され、モノの消費による幸福度が相対的に減ってしまったのだ。
物が潤沢な社会で物質的に豊かになったけど、幸福感はあまり増えない。じゃあ何を欲するか?
「体験」や「経験」に金を払うのだ (東京メトロの広告はまさにこれ、あれで描かれるのは堀北真希と石原さとみの「消費体験」だ) 。そして観光は体験や経験を消費できる最強の方法だ。 どんなにネットやVR技術が発達しても、これ以上の臨場感は出せない。
つまり、世の中が豊かになればなるほど、ますます観光産業の需要は伸びていく。それをどの国が獲得してくか、それはまた別のお話…。