という訳でさっそく「やっておきたい500」を使って、パラグラフリーディングの訓練をする。
- 作者: 杉山俊一,塚越友幸,山下博子,早崎スザンヌ
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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この教材を使ってるなら、一度自分で各段落の要約を作って下記と見比べてほしい。(教材に全体の要約はあっても各段落の要約はないよ)
それでは早速1番から。最初はストレスについての内容だ。
■トピック
パラ1 ストレスと花
パラ2 一般的なストレスのイメージ
パラ3 ストレスと人
パラ4 ストレスの長所①
パラ5 ストレスの長所②
パラ6 ストレスの注意点①
パラ7 ストレスの注意点②
パラ8 ストレスとの理想的な関係
■要約
パラ1 ストレスがあると花はより美しく咲くらしい。
パラ2 一般的にはストレスと悪いとされている。
パラ3 ストレスは人にも価値があるのではないか。
パラ4 緊張(=ストレス)があってはじめて動き始める。
パラ5 創造的な不満(=ストレス)は人を進歩させる。
パラ6 ストレスは人間に必要。問題はその量である。
パラ7 ストレスが多すぎるのは良くない
パラ8 最初はストレスなく、その後ストレスがある状態が好ましい。
■全体の主題と主張
主題: ストレスの効用
主張:人間には適度なストレスが必要である
■ストレスとは何か?
こっから先は割と本文と関係ないが、ストレスについての認識を書いていこうと思う。(ちなみに医学の専門家でもなんでもないから、鵜呑みは厳禁よろ!)
現代の生活ではとかくストレスはネガティブなものであり、排除すべきものだとされている。しかし、人体が自ら自分を害するものを積極的に作るのはおかしい。
では、ストレスとは何か?答えは『ある対象に対して「向き合う」か「逃げる」ためのエネルギー』である。
例えば自然界において、自分の生存を脅かす点滴に出会ってしまったとしよう。その時生存のために選択される行動は2つ、つまり、闘う(向き合う)か、逃げるかだ。
そしてそれは、それこそ命がけで行わなければならない。生命の危機以上の緊急事態などない、出せるすべての力を出すのだ。そしてその原動力となるのが「ストレス」である。
自分が簡単にやれることにや、すでに信じていることを受け入れるのにストレスはかからない。逆に実行が難しいこと、精神的に受け入れがたいことを前にしてストレスを感じるのはこういうわけだ。
だとすれば、悪いはストレスそのものではなく、その使い方ということになる。
人間社会は困ったことに、立場や責任から目の前の脅威と物理的に闘うことも、逃げ出すこともできない、その結果、本体使われるハズだったエネルギーは身体にとどまり、負の作用を引き起こしてしまうのである。
これを防ぐために、意識的にストレスというエネルギーの使わなければならない 。間違っても、暴飲暴食、買い物依存症など、本能に管理を任せてはいけない。
一番手っ取り早いのは、やはり運動だ。もともと「向き合う」か「逃げる」ためのエネルギーなのだから、身体活動に置き換えればいい。
さて、ストレスへ正体が分かったことで、見方が少し変わらないだろうか?ストレスは私たちを苦しめるどころか救おうとして生まれたのである。
なんとも、厄介な相手である。
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