進撃の巨人完結までラスト2話となりましたが、138話「長い夢」のネタバレと感想です。
今回の内容は↓こちらの別冊マガジン4月号で読めますので、ぜひ画像付きでお楽しみください。
*ここからネタバレ注意
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138話あらすじ
前回のラスト:アルミンが超大型巨人に返信し、巨人エレンを爆破
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エレン巨人消失
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地ならしが止まる
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ミカサ、頭痛とともにエレンの声が聞こえる
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ファルコ・ガビ・ピーク、マーレ国の家族と再開
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アニ、父親を探す
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アルミン&ライナー生存
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光るムカデの様な謎の物体(以下ハルキゲニア)出現
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エレンが超大型サイズで復活
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まだ戦いは続くんか...(一同絶望)
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ガビ「ハルキゲニアとエレンを接触させちゃいけない、地ならしが再開するかも」
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ハルキゲニア、謎の煙を出す
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共闘したマーレ軍とエルディア人達の和解(アニ父含む)
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アニと父がついに再開
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ハルキゲニア、謎の煙を出し続ける
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コニー「これってラカゴ村で使われたガス兵器と同じじゃね?」
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一同絶望(既に煙を吸っているので無垢巨人化の可能性大)
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リヴァイがファルコに対し「アッカーマンと巨人継承者だけ乗せて離れろ」
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ファルコ、リヴァイ&ミカサ&ピークだけを乗せて離陸
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悲しみ抱きしめ合うエルディア人達
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ジャンとコニー、肩を抱き合いながら最後の言葉を掛け合う
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アニ、父抱き合おうとする
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エルディア人全員無垢の巨人化
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オニャンコポン、大量巨人化の爆破に巻き込まれたアニに声をかける
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ハルキゲニアと無垢の巨人、エレンの方へ向かい始める
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ライナー、ハルキゲニアを止めようとする
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アルミンとエレン戦闘開始
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ライナー&アニ&ピーク、ハルキゲニア&無垢の巨人集団(ジャン、コニー、ガビを含む)と戦闘開始
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ミカサ頭痛がよりひどくなる
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ミカサ、夢?ifルート?妄想?パラレル記憶?を見始める(第1話と同じ構造)
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ミカサの見た世界では、エレンとミカサ2人だけで山の中で暮らしている
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エレン「俺は全てを投げ出して逃げ出した。残り4年静かに暮らそう。自分が死んだら忘れて自由になって、そして長生きして」
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ミカサ目を覚ます
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アルミン、ライナー、アニ、ピーク全員劣勢
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ミカサ、エレンからもらったマフラーを巻いて覚悟を決める「エレンは口の中にいる、私が殺す」
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リヴァイ&ミカサ、エレンに攻撃開始
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リヴァイ、雷槍でエレンの前歯を破壊
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ミカサ、巨人エレンの口に入り、喉ちんこエレンの首を攻撃
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ミカサ、再び脳内イメージを見る
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ミカサ、首だけのエレンに口付け
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2人の後ろで微笑む始祖ユミル(終わり)
ざっくり感想
今回も怒涛の展開でジェットコースターに乗ってる様な心境で読み進めました。相変わらず良い意味で期待を裏切り、予想の斜め上の展開でした。
ラスト2話なので、流石にのまとめに入るかと思いきや、未だに謎を追加し続ける姿勢には脱帽です。
余計なお世話ですが、本当にあと1話で終わるのか不安です。
特に心に残ったシーンを3つだけ挙げておきます。
謎のハルキゲニア
ここに来ての謎の生物(物体)の登場です。見た目から勝手にハルキゲニアと読んでいますが、作中では命名されていません。
今回でハルキゲニアの煙を浴びる(or吸い込む)とエルディア人は強制的に巨人化することがわかりました。
偶然が意図的か、3月8日放送のアニメ進撃の巨人で、ラカゴ村の人達を無垢の巨人にした方法をジークが説明するシーンがありました。
ジークの脊髄液の場合は、ジークの雄叫びで巨人化しましたが、今回見ている限りでは強制的に巨人化していました。
エルディア人とマーレ人が心を通じ合わせるシーンがありましたが、その直後に無慈悲な巨人化、これによって再びエルディア人が恐怖の対象となると思うと、胸にくるものがります。
ジャンとコニーの巨人化
ここまで生存していた非巨人同期のジェンとコニーがついに巨人化しました。
周りのエルディア人が悲しみ抱き合う中、ジャンとコニーは落ち着いて語り合っていました。最後の2人のやりとりは、幾度もの修羅場を超えてきた2人らしい達観ぶりでした。
最後にエレンも死亡したため、生存中の同期はミカサ、アルミン、ライナー、アニの4人となりました。
微笑むユミル
ラストはミカサとエレン(首)のキス、それを微笑みながら見つめるユミルのシーンでした。
ユミルが最後まで求めたものが愛だとすれば、ユミルは2人の関係に愛を見出したのしょうか?
ラスト1話はまっっっっっったく予想できませんが、ここからハッピーエンドになるとすればユミルの力しかありません。
ユミルの微笑みはハッピーエンドの伏線か、それともバッドエンドの序章か、来月が楽しみですが、ラスト予想は今しかできないので少し考えてみたいと思います。
既にラストカットだけは、諫山先生が情熱大陸に出演した際、ネームとして公開されています。
ラスト予想とハイドラマ
前述した通り、最後の展開は予想できませんが、諫山先生の傾向だけはわかります。
諫山先生はハイドラマを好む傾向にあります。ハイドラマとは「見た人がどんな感情を抱けばいいか分からないドラマ」を指します。
反対の言葉が「ロードラマ」で「見た人がどんな感情を抱けばいいか分かるドラマ」です。水戸黄門やアンパンマンの様な勧善懲悪ものをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
進撃の巨人を思い出すと、完全な善悪を産まないことで、読者の感情を揺さぶるハイドラマな演出をしています。例えば、
- エルヴィンとアルミン、どちらを生かすかのせめぎ合い
- ライナー視点で逆から描かれる物語(カニと修造理論)
- サシャ、ガビ、カヤのそれぞれの感情への共感
- キース・シャーディス教官に共感させてからのカルラNTR問題
- ピーク率いるパンツァー隊の戦士
などなど。随所に感情の置き所に困る展開を持ってきます。そう考えれば単純なハッピーエンドがくるとは考えにくいです。
まずは単純なハッピーエンドを想像して、そこから離す形でラスト予想をしてみたいと思います。
単純なハッピーエンド予想
- 始祖ユミルがミカサとエレンの愛に感化され、無垢の巨人全員を人間に戻す。ついでにエルディア人が巨人にならない様に作り替える。
- 世界から巨人の恐怖はなくなる。
- 対エレンで世界中が団結していたので、人種や国を超えた争いがなくなる。
- なんかよくわかんないけど、エレンも復活。
- 空で微笑む死んでいった仲間達
- ミカサ、エレンと結ばれ子供を授かる。
- ミカサ、出産
- エレン、生まれた子供に「お前は巨人とかエルディア人とかそんなこと思わなくていい。自由な世界で自由に生きてくれ」
「お前は 自由だ」
おわり
とはならないわけですよ!
ちょっとビターエンド予想
- 始祖ユミルの力で戦闘に参加した無垢の巨人全員死亡
- 残ったのはリヴァイ、ミカサ、アルミン、ライナー、アニ、ファルコ
- 死んだエルディア人「道」で集合して語り合う(エルヴィン、ハンジ、エレン、ジャン、コニー、その他)
- こうならないように、一番最初からやり直そう的な話になる
- つまり、始祖ユミルの不幸な人生を変えて全て無かったことにしよう
- エレンの始祖&進撃巨人の力、つでにハルキゲニアの力ででユミルの過去に干渉
- エレン、ユミルの保護者になる(親ではない)
- エレン、ユミルを抱きしめながら「ごめんな、辛い思いたくさんさせて。もういいんだ。お前は巨人になって戦う必要もなけれな、辛い思いもしなくていい。たくさん遊んで、好きなことをして、好きな様に生きて、好きな人ができて、好きな人と結ばれて、好きな人の子供を授かれ」
「お前は 自由だ」
おわり
ともならないわけですよ!
色々考えてみましたが、今はハイドラマなラスト予想できませんでした!
最終話発売前にはハイドラマなラスト予想を更新したいと思います!
ラスト予想できませんでしたが、きっと賛否両論の展開になるでしょう。そして遥か上空から、喧々諤々の議論をしている私たちを、諫山先生は微笑みながら見ていることと思います。
今回の138話は、こちらの別冊マガジン4月号で読めます。ぜひハルキゲニアの姿を映像としてお楽しみください!