新海誠監督の新作「天気の子」観てきました。
作品の面白さは星3つでした!「君の名は」と同じくらい面白さでした
が
東京で生活していて人で、夏の今見るなら星4です!
上京して15年ですが、作中の舞台があまりにも身に覚えがあり、青春を大部分を都心で過ごした者としてはあまりにもエモい作品でした。観光映画としては超一級品です。
劇中気になった部分に少し補足を入れていきたいと思います。物語の核心には触れませんが、完全にネタバレ無しで観たい方は鑑賞後にどうぞ!
- 基本情報
- 鳥居はどこにあるか?
- 過去作品からの登場はあるか?
- 主人公が読んでいた本は何か?
- 主人公が利用した漫画喫茶はどこか?
- 2人が出会ったマクドナルドはどこか?
- 主人公が補導された警察署はどこか?
- 帆高は何キロ山手線ダッシュをしたのか?
- 主人公はどこの離島出身か?
- 最後に
基本情報
監督:新海誠
配給:東宝
プロデゥース:川村元気
音響監督:山田陽
上映時間:112分
鳥居はどこにあるか?
物語のキーとなるのが廃墟ビル屋上にある鳥居です。
このビルは代々木にある「代々木会館」で、実際に鳥居は無く新海監督の創作です。
早速「聖地」として写真がどんどんあげられています。
場所はJR代々木駅の本当にすぐ近くです。
私も何度も横切ったことがありますが「えらい年期の入った建物だな」くらいに思ったことがなく、まさかこんな形で注目される日が来るとは思ってませんでした。
過去作品からの登場はあるか?
あります。割とガッツリ。
瀧は主人公たちの依頼人の孫として、三葉は主人公帆高が指輪を買う宝石店の従業員として登場します。
他にもてっしー、さやか、四葉も出ています。が、エンドロールで気付いたレベルなので、どこで登場したかは分かりませんでした。声優が充てられているので、少なくとも声では出演しているハズです。
見つけたら是非教えて下さい。^^
主人公が読んでいた本は何か?
冒頭から主人公が手にしていて、作中たびたび登場する本があります。それは、
J.D.サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑で捕まえて)」です。
キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)
- 作者: J.D.サリンジャー,J.D. Salinger,村上春樹
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 73回
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作中何度も出るということは作り手からの明確なメッセージです。
この作品は、周りの人は判ってくれない、世界は欺瞞に溢れている、と葛藤する主人公がそれでも生きるに足る希望を見出そうとする話です(少なくとも私には)。
鑑賞後に振り返れば、なぜ何度も出てきたか分かるでしょう。
主人公が利用した漫画喫茶はどこか?
上京した主人公は当初、漫画喫茶を宿代わりにします。その漫画喫茶はマンボー新宿靖国通り店です。
店舗情報:http://www.manboo.co.jp/stores/manga_yasukuni.php
新宿ピカデリーの直ぐ近くで、新宿TOHOシネマにも近く、映画時間の調整に死ぬほど利用している店舗です。
新宿にはこの他にも4店舗、合計5店舗ありますが、この靖国通り店が一番オススメです。その他の店舗の感想は以下の通りです。
- 新宿総本店:広いけど品揃えが微妙
- 新宿南口店:全然南口じゃない、南西って感じ。あんまり西に行かない。
- 歌舞伎町店:歌舞伎町のど真ん中で行きづらい。
- 新宿高島屋横店:飲み屋が多い雑居ビルでエレベーター待ちが多く入りづらい
ロボットレストランを運営している株式会社ワタナベ商事と関連会社で、花太郎・金太郎を運営する新宿ソフト、森下不動産も関連会社です。(知らんけど)
2人が出会ったマクドナルドはどこか?
今作のヒロイン天野陽菜(あまのひな)は当初、マクドナルドの従業員として登場し、そこで帆高と出会います。
彼女が働いているマクドナルドは新宿にある「マクドナルド西武新宿駅前店」です。
歌舞伎町の入り口近くにある店舗で、常時混み合っている印象です。
行きたい方は取り敢えず歌舞伎町に向かえば問題ないです。JR新宿駅からは5~10分かかります。
公式の店舗情報:https://map.mcdonalds.co.jp/map/13941
主人公が補導された警察署はどこか?
主人公は家出した少年ということで、一度警察に補導されます。
池袋で一夜を明かした直後だったの、おそらく池袋警察署です。(劇中で注目してなかったので多分)
池袋の北口、風俗街を抜けた先に住んでいた時に免許の更新で一度だけ行ったことがあります。目白の住宅街が近いこともあり、周囲は落ち着いた雰囲気の場所です。
帆高は何キロ山手線ダッシュをしたのか?
物語のクライマックスで、主人公帆高が山手線の線路をダッシュするシーンがあります(何故誰も本気で止めに行かないのかは謎)。
一つ前で触れた池袋警察署を出て、そこからバイクで少し南下して、山手線の線内に侵入します。
侵入した場所は恐らく高田馬場駅あたりです。かつて最寄駅が高田馬場だったことがありますが、駅から少し新大久保方面にでた風景と作中の背景が酷似してました。
そこから主人公は代々木の鳥居までダッシュしますが、体感として結構な距離があります。歩いていくと1時間くらいかかる距離です。
果たして彼はどれくらいくらいの距離をどれくらい走り続けたのか?
大体ですが3.2キロ、24分走り続けたみたいです。
彼と同じ体験がしたい方は、さすがに線路上に立ち入るわけにはいけないので、副都心生西早稲田駅で降りて、そこから明治通りをまーーーーーーっすぐ南に進んで下さい。
代々木駅近くの千駄ヶ谷5丁目交差点がゴールです。これでほぼ同じ距離を走れます。
主人公はどこの離島出身か?
主人公は離島出身ということですが、彼の出身は東京都の伊豆諸島(=伊豆七島)の神津島です。カミツ島ではなくコウヅ島です。
東京から、ジェット船で役3時間、大型客船で約10時間です。
冒頭で主人公が乗っているのは大型客船の方なので、約10時間かけて東京についたことになります。
恐らく神津島を9:30に出たので、レインボーブリッジの下を潜ったのは17~18時の間だと思われます。ちなみに出発した港は多幸湾。
伊豆諸島は、大島、式根島、神津島の三島に行ったことがありますが、絶対絶対ぜーーーーーーったいにジェット船を使うのがオススメ!
到着した時の疲労度が段違いです。
最後に
冒頭でも触れましたが、観光映画としては超一級品で、新海誠監督の映像美は相変わらず健在です。
テーマが天気なこともあり、梅雨の明けたこの時期に見にいくのはタイミングとしては最適です。特に少しでも池袋〜代々木間を知っている人なら、知っている景色のオンパレード、是非劇場でご鑑賞下さい!