こんにちは、先日ふらっと本屋に行った時に見つけてしまいました。
なんと、あのベストセラー英語長文問題集「ハイパートレーニング」の新刊が出ていたのです!
新刊発売を記念してなので、変更点などをレビューをしたいと思います。
桐原書店のハイパートレーニング
ハイパートレーニングは以前書いたオススメ長文問題集の記事の中で1番にオススメした長文問題集です。
圧倒的にわかりやすい解説とレイアウトで、2004年に発売されてから(現在の新装版は2008年)から多くの受験生の力になってきました。
初版から15年以上時を経て、満を辞しての改訂という印象です。
基本情報
著者:安河内哲也
監修:アンドリュー・ロビンス
価格:¥1,450(税抜)
出版社:桐原書店
サイズ:A5判
ページ:別冊込みで約280ページ
刊行日:2019年4月1日
主な変更
主な変更点は以下の点です。
英文の内容:全文刷新
英文の数:12→20
レイアウト:速読リーディング→サイトトランスレーション
レベル設定:3段階→6段階??
内容が変わっているのは当然ですが、問題数がこれまでの12から20に増えたのは大幅な変更だと思います。また、これまで通りの見やすいレイアウトは維持しつつ「サイトトランスレーション」というページが追加されました。
サイトトランスレーションとは、一文一文を正確に訳すのではなく、意味の塊で区切って前からどんどん訳していく手法です。
通訳の方達の一般的なトレーニングの一つですが、返り読みのクセがなくなるので受験生のリーディング練習としても有効だとされています。
これまで改訂前では「速読リーディング」という名前だった部分がこの「サイトトランスレーション」に変わりました。どちらも内容は同じですが今回の改訂でより一層見やすくなったと思います!
レベル分けについて
2019年4月現在のところ、レベル3と4の販売情報しかありません。推測ではこれまでの3段階のレベル分けから6段階のレベル分けになると思います。
現在、語学学習の世界ではCERF呼ばれる指標が存在し、文部科学省の推進している英語4技能に対応して、受験英語でもその指標が使用されるようになっています。
通常A1~C1の数値で表されますが、僕らが馴染みのある英検で表すと次の通りです。
A1:英検3級
A2:英検準2級
B1:英検2級
B2:英検準1級
C1:英検1級
こうなるとこれまでの3段階のレベル分けでは対応しきれなくなります。そのためにレベル分けを細かくするのです。
まとめるとこんな感じです。
超基礎編 → レベル1,2
センターレベル編 → レベル3,4
難関編 → レベル5,6
まとめ
結論としては、相変わらず良い参考書なので買って良しです!
レベル3,4しかないのが今のところ残念ですが、桐原書店的には一番受験生の多い英検準2級、2級レベル向けにまず発売したかったのだと思います。
他のレベルが登場するのを、これから待ちわびたいと思います!