今さら映画「バクマン。」見てきたので、感想を。今回は友人に送った感想をほぼ原文ままで載せるので、読みにくいかもです。先に言っとくと「良い漫画とは何か?」問題には踏み込まないです。
■良かったとこ
・ガモウひろしの話だった
ガモウひろし原作の漫画が映画化されて、その中の重要人物が書いている漫画がガモウひろし作の「ラッキーマン」を模したバックマン。ってことは彼はガモウひろし…。これはもうガモウひろしの映画でしょう!最後のエンドロールに「スーパーボーヤケンちゃん」があったのもよかった。
とっても!ラッキーマン 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 か 53-1)
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・編集会議
実際の編集会議は企業秘密で取材できなかったみたいだけど、大の大人が真剣に話合ってる姿はカッコイイ。今回は漫画についてだったけど、漫画じゃなくても、その分野のプロの人達が共通言語を用いながら高速で議論してる姿は多分なんでもカッコイイんだと思う。ここは本当に格好良かった。
・ヒロインとの別れのシーン
「あの約束まだ生きてる?」「ずっとは無理だよ、先行ってるね。」的なセリフがあったが。字面だけ追うと答えはNOだが、彼女のセリフが主人公の描いたヒロインの台詞というメタ構造が分かれば、答えはYESとなる演出は好き。…そうじゃなかったら救いがない。
・小道具(漫画)のカッコよさ
劇中出てくる架空の漫画とか。それを実際(?)に準備するのは大変だったろうに。
■いまいちだったとこ
結論:全体的に助長に感じた
→原作を知らない友人もそう感じたので、なんでそうなったのか考える
・漫画を描く作業はやっぱり地味
漫画バトルの演出とか頑張ってたけど、やっぱり漫画を描く作業自体は非常に地味。漫画書いてる書きたいと思っている人には以外には退屈じゃないかな。特にバトルシーンは、同じ役者が流剣で凄い殺陣シーンやっちゃってるので、比較してもダレちゃう。
・ヒロインのシーン長くない…?
ヒロインはめちゃめちゃ可愛いいんだけど、それでもやっぱり彼女のどアップシーン長くなかった…?
・王道漫画ゆえのベタ展開
程よく葛藤があってそれを乗り越えていく、いわゆるベタな展開。それゆれに原作を知らなくても先の展開は読めるし、新鮮な驚き的なものはない。でもそれって現在のジャンプが抱えてる問題でもあるんじゃないかな。そうですね、少年じゃなくなっても読んでる僕らが悪いんですね。
■その他
なんで主人公たちは漫画書いてるんだっけ?ルフィが海賊王になりたいのと同じだっけ?漫画書くだけで、そんな全身汚れないでしょう!!新妻エイジ原画書き込み問題は、敢えて書き込まれた汗とか残して印刷持って行ってたから、それが彼らなりの感謝表現だったのかなー、理解はし難いけど…!
大根仁監督作品(といっても主に「モテキ」の話だけど)はポップで面白くて観やすくてで絶妙なんだけど、それでも苦手意識がある。それは多分、根本的な価値観を共有してないと思っちゃうとこ。例えば、サブカル題材にするけど「別にサブカル好きなんじゃなくてそう言ってる自分が好きなんでしょ」と思っちゃう登場人物達。
確かに非常に良いコンテンツチョイスはしてくるけど、なにか違う。単純にその物で価値観揺さぶられたり、人生変わるくらい影響されちゃう人間がいるんだよ…!サブカルクソ野郎はメインの興味を引くためでも、メインにいく為に道具じゃないんだよ…!馬鹿やろぉぉぉぉぉおっおっお!
モテ期でいうと「漫画ワールドイズマインは日本のダークナイトになれる。」っていうファン歓喜の主人公の台詞あるんだけど、後々の言動見てると、お前ワールドイズマインから何を学んだの!!!???ってなる、みたいなね。
まぁ嫉妬かな( ;´Д`)
嫉妬ですな(・ω・)
ピャーッ(`ェ´)
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