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武田鉄矢・今朝の三枚おろし2019年ネタ元一覧

ラジオ番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」のファンが、いつどんなテーマが話されたか、そしてネタ元はなんだったかを整理したページです。

*番組の更新に合わせて日々更新して行きます。

 

武田鉄矢・今朝の三枚おろしとは...

文化放送で朝7:00~9:00で放送しているラジオ「The News Masters TOKYO 」の番組内で放送されているラジオ番組。

放送局:文化放送

放送時間:月~金 7:40~7:50

出演者:武田鉄矢水谷加奈

公式ホームページ:武田鉄矢・今朝の三枚おろし|文化放送

ポッドキャスト配信:武田鉄矢・今朝の三枚おろし

itune配信:Apple Podcat内「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」

 

 

 

1月7~11日:最高の睡眠とは何か【全5回】

武田鉄矢さんが40代で悩まされた高校入試の悪夢をまくらに、睡眠やユング派の夢診断について語った回。2018年の暮れからこのテーマを話しているので、2019年的には全5回であるが、実は全10回である。

ネタ本:スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

 

レヴィナスと愛の現象学

レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)

レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)

 

 「エロスは外から来る」という発言を引用した本は恐らくこちら(未確認)。男性の浮気を肯定するような発言だったため、かなさんドン引き。

 

1月14~25日:漢字とアジア【全10回】

なぜ漢字が中国、そしてアジアに広がったのかなど、漢字の文化を語った回。

ネタ本:漢字とアジア

漢字とアジア (ちくま文庫)

漢字とアジア (ちくま文庫)

 武田さんが自身のことを「名誉漢字教育士」と称してしますが、その詳細はこちらです。→ 武田鉄矢さん「名誉漢字教育士」授与記念特別対談 | 特集|RS WEB|立命館大学

白川静先生は甲骨文字から漢字を研究した方で、三枚おろしでは頻繁に出てくる方です。

白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい (新潮文庫)

白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい (新潮文庫)

白川静先生を特集した回

2014年7月7日〜11日「はるかなる漢字博士・白川静

回思九十年 (平凡社ライブラリー)

回思九十年 (平凡社ライブラリー)

 

2015年2月16日〜20日サイの人・白川静

常用字解 第二版

常用字解 第二版

 

1月28日〜2月8日:ガッツだぜ【全10回】

ガッツとは英語のgut(=内臓)からきている。腸、はらわた、胆力、一言で実に様々なことを表す単語である。

腹が立つ、腹わたが煮えくりかえる、腹の虫がおさまらない、腹に据えかねる。そう、私達は気分は腹(=内臓)によって支配されているのではないか?!という話。

 

ネタ元:腸と脳

腸と脳──体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか
 

 

2月11日~22日:勘違いさせる力【全10回】

珍しく(?)鉄矢さんが読みやすい本を扱った回。普段は、やや難解で、高尚で、知的水準が高そうな人向けの本を扱うことが多いですが、今回はスッキリ読みやすい本の紹介です。 

ネタ元:人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

私自身もこの本は既に読んでいたので、鉄矢さんがどう3枚におろすのか注文の週です!

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 

2月25日~3月1日:損する顔 得する顔【全5回】

青汁王子こと三崎優太被告逮捕の話を枕に、ご自身の美醜エピソードから顔つきについて話した回。

ネタ元:損する顔 得する顔

著者の山口真美さんは中央大学で教授として教鞭を取られている方で、幼児の視覚研究を専門にされているみたいです。メディアにも結構出ているみたいで、僕の少なTBSラジオアフター6ジャンクションにも出演されていました。

 

山口真美さんのインタビューなど

よく見る顔が美人顔?!赤ちゃんの視覚で分る顔ものさし 山口真美氏

欧米でマスクする人が少ないのは、表情の読み解き文化にあった?【TBSラジオ】

「あかちゃんがよろこぶ しかけえほん」| 絵本ナビ

 

損する顔 得する顔

損する顔 得する顔

 

 

3月4日~3月8日:人生を左右する「声」の話し【全5回】

前週の顔に続き今回は声の話。

ルパン三世、なんでも鑑定代、プロジェクトX世界の車窓から、名番組には名ナレーターが存在する。

吉田拓郎さんは老人の声で少年の歌を歌う。小田和正さんは老人の風貌だが少年の声で歌う。そのギャップがウケたのではないか?という鉄也さんの考察からスタート。

ネタ元:人生は「声」で決まる

この週で一番興味深かったのが「女性声優の見分け方」でした。声優さんには話し方に特徴がある。

それは何かと言えば、鉄也さんの言葉を借りれば、自分の声がマイクに対してON過ぎる。「ハッ」とか「えっ」と息を飲む音、戸惑い、躊躇、逡巡(しゅんじゅん)の際の声が明瞭過ぎる、と言うことでした。

…確かに心当たりあります。

人生は「声」で決まる (朝日新書)

人生は「声」で決まる (朝日新書)

 

著者の竹内一郎さんは宝塚大学東京メディア芸術学部で教鞭を取られている方。(東京メディア芸術学部:専任教員プロフィール集

そして何より驚きなのが、「さいふうめい」名義でギャンブルマンガの原案をしていること。代表作は「哲也~雀聖と呼ばれた男~」

[まとめ買い] 哲也?雀聖と呼ばれた男?(週刊少年マガジンコミックス)

またベストセラーにもなった「人は見た目が9割」も同著者でした。

どんだけ守備ジャンル広いんだこの人...。

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

 

 

3月11日~3月22日:E=mc2って何ぞ?!【全10回】

世界で一番美しい式として有名なアインシュタインの「E=mc2」の解説をしようとした回。

書き換えると「エネルギー(E)=質量(m)×光の速度(c)2乗」。これが正しければ、エネルギーは高いと重くなり、重いものはエネルギーがある。そんな摩訶不思議な数式に鉄矢さんが挑戦した回です。

ネタ元:E=mc2のからくり

今回の話は前提知識があったので、大変わかりやすかったです。私自身、 一般相対性理論特殊相対性理論、この厨二心をくすぐるワードに惹かれれ、大学時代に少人数ゼミに入って勉強した経験がありました。

ニュートンの発見した「引力」を否定し、「重力」こそが宇宙物理を説明する摂理であると分かった時、世界の見方が少し変わったことを思い出します。

 

3月25日~29日:お便り回【全5回】

年度末ということで、久しぶりのお便り回。

今回知ったのは「ひょっこりひょうたん島」には岩手県にある「蓬莱島」だということでした(調べたら諸説あるみたいです)。

 

4月1~12日:アイアムエイジング【全10回】

不死生物であるベニクラゲやハダカデバネズミを話題に、老いとは何か?なぜ人は老いるのか?を考えた2週間。

老いを考えることは死を考えること、死を考えることは生を考えること、生を考えることは性を考えると。といった具合に柔らかいところから硬いところまで、深いところまで切り込んだ回でした。 

ネタ元:若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間

なぜ遺伝子は「死」という機能を残したのか?結論は予想通り「種として多様性を求めて」でした。

しかしながら人間は感情を伴う生き物なので、老化や死には何とも言えない気持ちが伴います。

あんなに大きかった母の背中が今ではすっかり小さくなって、あんなに太かった父の腕が今では折れそうなほど細くなって。そういうのをいざ自分が目の当たりにすると、どうしても一抹の寂しさを感じてしまいます。

今日の強者は明日の弱者、この手の話にはとんと弱いものです。

若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間 (単行本)

若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間 (単行本)

 

 

4月15日~:諏訪大社フォッサマグナ【全10回】

信州にあるはずの諏訪大社を熊本で見かけた体験から、諏訪と物部氏について考えた2週間 。 

最低限の日本史の知識として、物部守屋について抑えるておかなければならない。ざっくり言うと、聖徳太子がいた時代に、蘇我馬子に倒された大物豪族だ。彼は死後、いかなる扱いを受けるようになったのか?を巡る話だ。

ネタ元:諏訪の神: 封印された縄文の血祭り

結論から行くと、祟り神として朝廷を脅かした物部氏は、モノノ怪として天皇家を守ったとされている。

仏教伝来に際して、神道の保守を主張した物部氏。そんな物部氏を象徴するのが鳥。鳥居が神社にあるのは、そこから来ているのではないか?

今回一番面白かったのが、諏訪地方で祟られているミシャグジのシャグジは「石神」と書くこと。

東京練馬にある「上石神井(かみしゃくじい)」も、女神転生シリーズの「ミシャグジ様」もこれで説明できる。

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諏訪の地下に眠るフォッサマグナ武田鉄矢さん同様に、点と点が繋がった回でした。

諏訪の神: 封印された縄文の血祭り

諏訪の神: 封印された縄文の血祭り

 

 

4月29日~5月3日:平成から令和へ【全5回】

元号が変わるという歴史的瞬間に際して、平成を振り返った週。

キーワードは、消費税、ベルリンの壁崩壊、湾岸戦争長渕剛、韓国と北朝鮮の国連加盟、ソ連バブル崩壊阪神淡路大震災オウム真理教サリン事件、消費税、橋本龍太郎小渕恵三、など。

全国、世界的なニュースが起こったその時、武田鉄矢は?!という切り口でした。

 

5月6~24日:バカに対するあれとこれ【全15回】

本屋には「バカ」と冠する本が大量にある。一口に「バカ」と言っても、色々なバカがある。貶すことにも褒めることにも使えるバカ。そんな出来事から、今一度バカについて考えようという回。

ネタ元:バカとつき合うな

まずは現在注目の二人、ホリエモンこと堀江貴文さんと、打倒ウォルトディズニーを目指す西野亮廣さんの共著書。

話の通じない人間をバカと罵り、徹底的に罵倒。そして、バカには近づくべきではないと啓蒙する本。

彼らにとってのバカは、2人にとっての非常識をする人間。

ネタ元:世界初は「バカ」がつくる!

一方こちらは「バカこそ世界を作る」と主張する本。著者の言うバカとは「常識を逸脱した者」、つまり「普通じゃ無い人」=「すごい偉人」というロジック。

 

武田鉄矢さんの解釈によれば、自分で作った環境でバカをするのが良いバカ、人の作った環境でバカをするのが悪いバカ、だそうです。 

バカとつき合うな

バカとつき合うな

 
世界初は「バカ」がつくる!  ―「バカ」の育ち方あります!

世界初は「バカ」がつくる! ―「バカ」の育ち方あります!

 

 

5月27~31日:平成を振り返る【全5回】

令和になって1ヶ月。武田鉄矢さんなりに平成を振り返った1週間。

民主党政権成立、ガチンコ、ここが変だよ日本人、東日本大震災なでしこジャパン

 

6月3~14日:武田鉄矢天皇論【全10回】

内田樹氏の本を叩き台に、日本の3大タブーの一つ「天皇」について語った回。天皇について語えれる人は稀で、実に武田鉄矢さんらしい天皇論でした。最後は声を詰まらせながら、鼻水を出しながら語った話は必聴です。

ネタ元:街場の天皇論

天皇を舐めてはいけない見くびってはいけない。御方は国民へ反論する言葉を持っていない。武田鉄矢さんが最後に言い放ちます。「写真を撮ってもいいけど、せめて一礼しよう。」

街場の天皇論

街場の天皇論

 

 

6月17〜28日:きつおん【全10回】

伝えたいけど伝わらない、どもる事とその孤独に注目した回。吃音者が100万人いれば100万通りの吃音があり、とかくもどかしい吃音の現実が語られる。

ネタ元:吃音: 伝えられないもどかしさ

吃音: 伝えられないもどかしさ

吃音: 伝えられないもどかしさ

 

 吃音を扱ったオススメの作品

英国王のスピーチ (字幕版)

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 7月1〜12日:食べ物の話【全10回】

TPPや遺伝子組み替えなど、美食大国の日本においで食べ物の話題がない日はない。しかし、私達はどこまで自分の口に運んでいるもの(あるいはその業界)についてどこまで知っているのだろうか。

 ネタ元:誰も農業を知らない

農薬やDDDといえばレイチェルカーソンの沈黙の春で有名になり、一概に悪い印象があります。しかし、農薬を使わないことでマラリヤ蔓延が再発、何百万もの人々が亡くなったという事例もある。

食品に無害を求めながら、わさびや唐辛子といった毒を含んだ嗜好品を好むのである。

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来

 

 

7月15〜26日:日本古代史、磐井の乱【全10回】

武田鉄矢さんお得意の日本史の話で、528年に(今の)福岡で起こった豪族磐井氏の反乱。

ネタ元:磐井の乱の謎

僕の記憶している限り日本史で習ってない。日本書紀には書かれているが、真偽のほども定かではない。

武田さんが何故この話題に敢えてしたのか、注目です!

磐井の乱の謎

磐井の乱の謎

 

 

7月29〜8月2日:お便り会【全5回】

久々のお便り会、これまでの注目回を振り返し。

今年は歴史が多い気がするな。

 

8月5~15日:逃げるは恥だが役に立つ【全10回】

かつて地球を跋扈した恐竜はその大きさゆえに絶滅し、弱者であった哺乳類が生き残った。サバンナで捕食の対象であったホモ・サピエンスは、今は地上を我が物顔で生活している。 

人間の歴史は勝者によって作られる、しかし生命の歴史は敗者こそが作るのだ!

ネタ元:敗者の生命史38億年

私たちは何故恋をして他者を求めるのか、そして何故死んで消滅してしまうのか。それら全ては生命史を紐解けば説明できるのだ!

敗者の生命史38億年

敗者の生命史38億年

 

 

8月19~30日:マタギの又聞き【全10回】

マタギについて語るのは日本広しと言えども鉄矢さんぐらいである。非常に興味深く聞きました。

ネタ元:マタギ聞き書き

マタギ聞き書き: その狩猟民俗と怪異譚

マタギ聞き書き: その狩猟民俗と怪異譚

 

 私が初めてマタギを知ったのは、漫画「ザ・ワールド・イズ・マイン 」のヒグマハンター飯島猛でした。たった一人で淡々と怪獣と退治する、どえらいカッコイイマタギ爺さんでした。

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新井英樹ザ・ワールド・イズ・マイン

最近では人気漫画「ゴールデンカムイ」の谷垣源次郎(通称:谷垣ニシパ)も元マタギとして登場します。どちらも非常に面白い漫画なので、マタギに興味を持った方はぜひ読んでみて下さい。

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 1巻(1) (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 1巻(1) (ビームコミックス)

 
 

9月2~13日:でっちアゲアゲ【全10回】

福岡の教師が経験した冤罪事件。「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実。

ネタ元:でっちあげ

福岡教育大学出身で、金八先生として知られた鉄矢さんらしく、教師視点でこの事件について語り尽くした回でした。
冷静になれば道理の通らない話でも、立場や肩書き、初動の悪さ次第でこんなにも大きな話になるのは恐ろしいコトです。 
でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)

でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)

 

 

9月16~27日:天高く食欲の秋だー!【全10回】

22日間38回の大変な大変な舞台公演を経たにも関わらず全く痩せなかった経験から、肥満についての本を手に取った鉄矢さん。これまでのダイエット本をバッサリと切った本をご紹介。
クマは太っているが、遺伝子によってそうなっているわけで肥満ではないのだ!

ネタ元:世界最新の太らないカラダ

今回の結論

・体重をコントロールしているのはカロリーではなくホルモン

・パン、菓子、清涼飲料水といった精製された食品は控えよう

・食べるべきはナッツ、乳製品、アボカド

・定期的にファスティング(絶食)をしよう

トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ

トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ

 

 

9月30日~10月11日:続・磐井の乱【全10回】

7月15日にも話した磐井の乱の続編。ネタ元の著者、関裕二さんからのお便りも紹介しつつ、古代の日本史のついての話。

話を整理するとこんな感じ。

・連合ヤマトが朝鮮半島に進軍しようとする

  ↓

筑紫磐井がそれを阻止しようと反乱を起こす

  ↓

・ヤマト政権の物部麁鹿火(あらかび)が鎮圧

ネタ元:磐井の乱の謎

鉄矢さん曰く「日本人はやたら裸になりたがるが、その理由は海人族の血ではないのか」

磐井の乱の謎

磐井の乱の謎

 

 

 

10月14~18日:お便り回【全5回】

 おなじみのお便り回

 

10月21~11月1日:もしもケーキが切れたなら【全10回】

法務技官として非行少年たちと関わってきた宮口幸治氏の著書をまな板の上に置いた回。少年犯罪は知的障害から来ているのかも知れないと言う仮説に対して鉄也さんが持論を述べました。

ネタ元:ケーキの切れない非行少年たち

犯罪を犯してしまった少年たちに必要なのは「反省」ではなく「勉強」 。

そういう人々の特徴はヘラヘラしてる、声量のコントロールができない。また、IQは高いまま脳機能障害にかかっている人はいるので、高学歴だからと行って必ずしもその例から外れるわけではない。

希望のある話としては、著者なりの治療教育によって認知機能が向上することが発見された。それは自己評価の反転であり、具体的には「教わる」のではなく「教える」、点つなぎ、2つの記憶を捕まえる、同じ図形を見つける、ブレーキゲーム、などなど。

いずれにしても、少年犯罪の対応は少年院だけではなく、医療や教育も関わるべきであり、自分を見つめることが最も大事で、そのためにも犯罪者は同じ犯罪者同士で集め、他者を通して自分の犯罪について向き合うべきなのだ。

詳しくは本書でご確認下さい!!

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

 

 

 

11月4~15日:白川静博士に学ぶ日本語【全10回】

 今朝の三枚おろしでも度々出てくる白川博士の回。特に言及することもないので、出てきた漢字と説明について記述します。

ネタ元:白川静さんに学ぶ これが日本語

◆心の奥底=裏からきた漢字

羨む(裏で病んでる)
恨む(裏が震える)
うらぶれる(裏が震える)
嬉しい(裏が良し)
占う(裏で祈る)
うら寂しい(裏が寂しい)

 

◆心の表面=表からきた漢字

思う、面白い、赴く、趣がある、阿る、

 

◆痣=志にやまいだれで「誤った心」からきた漢字

欺く(痣に向ける)
嘲る(あざける)
鮮やかに(あざやかに)

 

◆詐欺=「詐」は木の枝を曲げて細工してる、「欺」は四角いお面を被って大声を出している

 

◆囚人の隠語

お酒=キス
デカ=警察の偉い人が角袖の大きいのを来ていた
ボンクラ=賭場の盆(ぼん)でサイコロを振っている人が暗いと盛り上がらない

 

◆日本人は風に敏感

凪(なぎ)=風が止まるから。そこから来たのが「なぎ倒す」「渚:なぎさ」「余波:なごり」「和む:なごむ」
凩(こがらし)=風がふくと木が鳴るなるから
凧(たこ)=雑巾みたいな形が風に乗るから

 

◆海にまつわる漢字

わだつみ=海を渡るの「わた」 
海=水がそこにある→みずがいる→いみ→うみ
湖=部分的に水がそこにいる→みずいみ→みずうみ

 

◆「凝る」からきた漢字

心=筋肉の中で固いところ、凝ろ、こころ

そこから志(こころざし)、試みる(こころみる)、心地よい(ここちよい)、凍る(こおる)。

 

◆「息」からきた漢字

生きる(いきる)
息吹(いぶき)
憩う(いこう)
憤る(いきどおる)
厳しい(いかめしい)
雷(いかずち)
鼾(いびき)
癒える(いえる)
意気込む(いきごむ)
勢い(いきおい)

 

◆「さかな」に関する漢字

肴=野菜を表す「メ」と肉を表す「月」から、酒の肴は野菜と肉であることを表している。
鍋=器のことを「へ」と読んでいたが、野「菜」が入っている「へ」で「なべ」
魚=さけのつまみ(酒菜)として魚肉を食べるようになったので「さかな」

 

◆その他

冷やかし=髪が冷えるまでぶらぶらしてるから
くびったけ:首から足までの表す着物の丈、首丈から
被る:かぶをひっくり返した形から頭のことを「かぶ」と読んでいた、そこから「兜:かぶと」「傾奇:かぶき」
笑う:顔が割れて表情がでるから

 

◆柄(から)=お米の殻で、身を覆うもの、体、実態を表す

身柄(みがら)
手柄(てがら)
亡骸(なきがら)
同胞(はらから)
お国柄(おくにがら)
枯れる(かれる)
空になる(からになる)
軽くなる(かるくなる)
力(ちから)
主税(ちから)

 

白川静さんに学ぶ これが日本語

白川静さんに学ぶ これが日本語

 

 

11月18~29日:美智子さまの御歌と言葉【全10回】

 

ネタ元①:美智子さま 心に響くすてきな御歌 100選

ネタ元②:十万人が愛した言葉

 

 

美智子さま 心に響くすてきな御歌 100選

美智子さま 心に響くすてきな御歌 100選

 
十万人が愛した言葉

十万人が愛した言葉