こんにちは智蔵(です。今回は僕の好きな漫画家さんと、その実写映画のお話です。タイトル通り )古谷実先生のヒメアノール
基本情報
作者:古谷実
連載期間:2008~2010
話数:65話(全6巻)
映画化:2016年、主演 森田剛
映画版は主演森田剛さんの怪演が当時話題になりました。確かにとてもジャニーズのアイドルとは思えないくらいぶっ飛んだ演技でした。
今回のお品書きは下記の通りです。それではどうぞ!
0:45 谷さんのザックリ感想
3:15 智蔵のザックリ感想
6:55 殺人鬼森田の犯行の動機とは何か?
12:15 漫画版(原作)に求めていたこと
14:20 映画版のヒロインについて
17:20 映画の良かったところイマイチだったところ
22:00 オススメか否か
24:25 低次ではなく高次の共感
26:00 私の1番好きな古谷実作品
30:20 映画館での印象的な出来事
用語解説
古谷実先生
何を言っても悪口になってしまいそうで怖いが「漫画が趣味な人は知っているけど、普通の人は知らない」ぐらいの知名度ではないだろうか。漫画に明るく無い人でも「稲中卓球部描いてた人」というと半分くらいが「聞いたことがある」と言う。(自分調べ)
動機じゃなくて現象
実写映画で主に描かれていたもの。僕らが原作ヒメアノ〜ルに求めていたのは「殺人鬼森田の存在と動機は何か?」だったので、そこはミスマッチだった。
フェチズム
専門的には物神崇拝や呪物崇拝(じゅぶつすうはい)、性的倒錯と意味であるが、日常レベルでは性的嗜好ぐらいにニュアンスで使われる。要は「何に性的興奮を感じるか」ということである。
それは、異性の体の一部や有様から、相手の知性に惹かれるサピオセクシャルのような不可視のもの、SMや緊縛ようなシチュエーションまで実に様々である。
古谷実先生の描く女性像
背が高くて、髪が長くて、おっぱいが大きくて、なぜか主人公を好きになる。あれ...ラノベかな...。
話題がクリティカル
古谷実の作品に毎回入ってくる話題として、人生とは何か?日常とは何か?普通とは何か?などが登場人物によって問われる。そしてその問いへの回答も実に丁寧だ。それゆえ森田が自身に問うた疑問への回答を、僕らは期待したんだよ…!!
古谷実の最新作
現在の古谷実先生の最新作は2016~2017年に連載されていた「ゲレクシス」。下の画像を見てもらえれば察しがつくかもしれないが、これまで以上にぶっ飛んでる、ナンセンスコメディー的な要素が強い作品。
読むべきか否かを聞かれたら、そりゃ読んだ方がいいよ!
僕の好きな古谷実作品
自分が特別では無いことを突きつけてくれたヒミズ1巻と、恋や愛が永遠では無いこと、いわゆるイニシエーションラブを教えてくれたシガテラ最終巻。
家族の価値観には合わなかったみたいで、母親と姉に結構心配されました。お陰様で普通の社会人になりました。
面倒臭いは人類最大の的
古谷実先生の「グリーンヒル3巻(最終巻)」からの引用。僕の座右の銘でもあります。面倒臭いが身近な敵だと思っていた頃は面倒臭いに日々やられていましたが、ラスボスだと思ってからは、少しずつ勝てるようになりました。本当に少しずつですが。