蔵ログ

没頭できることを求めて

私的このマンガがすごい!2018

単純に2018年に読むんで夢中になったマンガ!基本的には2018年中に最新刊を出したマンガから選出。

僕とマンガの趣味が合うか確認したい方はこちら↓の記事からご確認下さい!

 

 

 

2018年完結マンガ 

まずは今年2018年に完結したマンガ。今回は一つだけ。

モブサイコ100

モブサイコ100 16 (裏少年サンデーコミックス)

あらすじ:自己表現がヘタな超能力少年、通称・モブ。普通の生き方にこだわり超能力を封印しているモブだが、感情が高ぶり数字が100になったとき…少年の身に何かが起こる!!!!アマチュアWEBコミック界最強の漫画家ONEが描く、笑いと涙と驚きと…闘いの日々!

ワンパンマンの原作者ONE先生が描く、サイコメトリー少年の話。ワンパンマンと同様、普通じゃない能力を持った少年の話だけど、ワンパンマンほど最強じゃないのがミソ。

常人を遥かに超える能力は、時として福音ではなく呪いとなる。最近流行りの異世界ブイブイ言わせて全ての主人公に読ませたい1冊!

最新刊にして最終巻の16巻、連載お疲れ様でした! 

モブサイコ100(16) (裏少年サンデーコミックス)

モブサイコ100(16) (裏少年サンデーコミックス)

 

 

 

絶賛連載中のマンガ

などでは没頭したマンガ新刊が発売されるのを心待ちにしているマンガだと思って欲しい。

ゴールデンゴールド

ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

あらすじ:福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。

これまでありそうでなかった、不思議な感覚の読後感がある。例えるなら「それでも町は廻っている」的なギャグ×日常系にさらにSFを掛け算した感じ。展開がどうにでも転びそうで、それゆえに新刊が楽しみでしょうがない。

僕は離島暮らしをしたことも、中学生男子に恋をしたこともない。それでも、どこか懐かしくて、物悲しい。そんな思い出と島の匂いが漂ってくる作品だ。

現在最新刊は5巻! 

 

ビースターズ

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 あらすじ:肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!

本家「このマンガがすごい!」2018年で堂々の2位を取った作品で、動物を擬人化した青春スークルもの。全く知らない人にはズートピア学生版と説明をしている笑。

物語の発端は学園内で怒った草食動物の殺人事件。最新巻でその事件は無事終了。それで終わるかと思いきや、ちゃっかり話は続いている。事件の顛末を見逃すな!

 

 亜人

亜人(1) (アフタヌーンコミックス)

あらすじ:「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは、怯える圭を助けるために駆けつけ、ふたりで人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。――彼は何と戦い、誰と生きればいいんだろう?

この作品の最大の魅力は、主要キャラクター全員が全力で頑張っているところだ。 下手に斜に構えたり、相手を侮ったりしない。自分の生存をかけて、頭フルストットルで戦略をやて実行している。

互いの神経をすり減らすギリギリの戦い、連載中のマンガではトップクラスに面白い!!戦いはついにクライマックスか!?最新13巻好評発売中!

亜人(13) (アフタヌーンコミックス)
 

 

 

メイドインアビス

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

 あらすじ:隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。

そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。アビスの緑に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?幻想と機械が入り混じる大冒険活劇

 メイドインアビスは5巻から一つレベルが上がった。大きなくくりで言えば「異世界」モノであるが、並みの異世界作品が僕らの想像を域を超えていないのに対して、メイドインアビスはしっかり異世界を構築している。

宮崎駿氏の風の谷のナウシカ、冨樫氏のHUNTER×HUNTER諫山創氏の進撃の巨人、いずれもよく考えれば異世界モノである。そして、どの作品にも共通するのは異世界の構成力、リアリティーである。

物語で描かれていない人々、空間、出来事、これらを想像できるか。まるで現実に存在するかのようにその世界をイメージできるか。異世界を作る上で、その真実味が何よりも重要である。

そして、メイドインアビスは虚構の世界を作ることに見事に成功している。最新刊7巻もお見過ごしなく!

以前書いたメイドインアビスの話はこちら↓ 

 

昭和天皇物語

昭和天皇物語(1) (ビッグコミックス)

あらすじ:大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い昭和という時代を生き抜いた巨人。波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む--「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、待望の第1集は、その少年時代が大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる…! 

最後に紹介したいのがこちら。これまでありそうでなかった昭和天皇を主人公にした物語。日本の3大タブーである皇室をテーマに「えらい攻めた」作品です。

攻めているポイント

昭和天皇今上天皇のお父上にあたる方です。つまり昭和天皇を描くことは、すなわち今上天皇の両親や関係者を描くことになります。昭和天皇が「人間宣言」をしてから70年以上経ちましたが、それでも皇室は日本国民の象徴であり、恭しく畏れ多い存在です。

描き方を間違えれば、誰かの敵意を持った感情を向けかねられません。それゆえ攻めたテーマなのです。

描いている人々

この作品は3人の男によって作られている作品です。ざっくりこんな↓感じです。

漫画:能條純一

原作:半藤一利

脚本:永福一成

能條純一氏は月下の棋士哭きの竜といった麻雀漫画で有名な方です。

半藤一利氏を説明するなら、日本の終戦を描き実写映画化もされた「日本のいちばん長い日」の原作者の人と紹介するのがわかりやすいと思います。同様に、氏の著書である「昭和史」がこの漫画の原作という形になっています。

脚本で参加されている永福一成氏は竹光侍」の原作などをされている方です。能條純一氏とは「月をさすゆび」などでも共著をしてたりしています。

平成もいよいよ終わろうとしています。だからと言うわけではありませんが、一つ前の昭和はいかに始まりそして終わったのか、今一度、日本国民として知っておこうとはおもいませんか。

 

特別版

ここからは2018年に新刊が発売された訳ではないが、初めて読んで面白かった作品を紹介したい。それがこちら!

シグルイ

[まとめ買い] シグルイ

あらすじ:江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!! 残酷無惨時代劇!!

名前だけはずっと知っていたが、なんとなく避けていた作品の一つだ。避けていた理由は、その見た目だ。上の画像を見てわかる通り、なかなかクセのある絵だ。そして全員血だらけだ。

だがしかし、読めばわかる。そんなものはすぐに気にならなくなる。見た目で避けるのは勿体無い。物語の構成が非常によく、1巻読み終わるごとに次の巻を手に取らずにはいられない。

息をのむ侍同士の真剣勝負。全15巻の短く美しくそして最高に残酷な、武士道と侍の物語。最後まで読んだあなたは、そのことの顛末に、もう一度読み返したくなること必死です!!

シグルイ 1

シグルイ 1

 

 

以上、個人的このマンガがすごい!2018でした。

いや〜、マンガがある国に生まれて本当によかったです!!