というわけでオーディオブックのオススメを紹介したいが、まずは「読書のすゝめ」的な本から紹介したいと思う。
読書が大事な事は十分分かっていると思うが、それを情報で理解していても、腑に落ちていなければ実際の行動に移すことはない(島田紳助氏はこれを「心で覚える」と言い、またある人は「感情で覚える」という)。
人はしないくて良い事はしない。なぜ本を読む必要があるのか?あるいは知識に常に触れなければならないか?それを無意識レベルで理解するためのオススメの5冊あげる。
最後に目安として倍速でかかる時間を書いておくが、慣れてくればさらにその半分(2×2=4倍速)で聴けるようになる。
◼︎入門編3冊
入門編というか、要は「本を読むのは役立つ」というスタンスの読書本の紹介だ。後半で知的充足のための読書本を紹介するが、入門編では功利主義的、つまり本の読むってのは実世界でこんなに役に立つよ!というスタンスの本達だ。
◼︎ポチ・たまと読む 自分を変えてくれる本にめぐり合う技術
このポチたまシリーズの最大の売りはとにかく語り口が優しいことだ。優しすぎて個人的には少し物足りないが、内容は至極真っ当だ。突飛なことや裏技的なことは言わないが、忘れがちな当たり前の事を淡々と再認識させてくれる。そしてそういう当然のことが結局大事だったりする。
時間の目安:倍速で約90分(通勤通学1往復で終わるくらい)
*この本はデフォルトで倍速版がないのでitune等で倍速再生する必要あり
◼︎本を読む人だけが手にするもの
藤原氏が対象としているのは、恐らく中高大学生だろう。それゆえ語り口が柔らかく、平易にわかりやすくしようと努めている(もちろん社会人にも有用)。ざっくり内容を言うと「現代社会ではコミュ力、ロジック力、プレゼン力、複眼思考が必要だけど、読書によって、筆者の主張を論理的に把握して、それを自分の言葉で説明すれば、そこらへんの能力身につくよー」みたいな話。
最初にも行ったが「読書が大事」なんとことは皆分かっているのだ。あとはそれをどう行動するほど実感するかなのだ。だから何度も繰り返して無意識に刷り込んでみて欲しい。自分でも驚くほど習慣になる。
時間の目安:倍速で約140分(通勤通学1往復+昼休みで終わるくらい)
*最後のブックリストは除く
◼︎レバレッジ・リーディング
本の「読み方」というより「向き合い方」について書かれた本。どんな本を読むべきか、どうやって本を選ぶか、読んだ後どうすべきか。読書=投資と割り切って、いかに読書からリターンを得るか(レベレッジを効かせるか)に重点を置いている。お金、健康、人脈に投資をするように頭にを投資をしよう!って感じ。
本田氏の著書は基本的にズバズバ言い切ってくれるので、気持ちがいい。
目安:倍速で120分(一人でお出かけしたら直ぐ聴き終わるくらい)
◼︎発展編2冊
入門編が「読書は役に立つよ、やってみよう!」というスタンスだったのに対し、発展編は「「読む前提で、どんなジャンルをどう読むか」 というスタンスになる。「役に立つ」という分かりやすいアメから離れ、「単純に楽しいから読む」「多読前提でどんな本を読むか考える」という感じだ。
◼︎ぼくらの頭脳の鍛え方
圧倒的な読書量を誇る、立花隆、佐藤優氏の対談本、この2人の前では自分の読書量の少なさにに呆れるとともに、憧憬の念を抱かずにはいられない。焦りと憧れの両方から読書熱が捗る一冊。全然関係ないけど「知の巨人」と「知の怪物」って凄い厳つい二つ名。
目安:倍速で160分(一人でお出かけしたら聴き終わるくらい)
*デフォルトが9時間になっているが、約半分がブックリストのため、そこを除く
◼︎大人のための読書の全技術
「声に出して読みたい日本語」や各種メディアでもお馴染みの斎藤孝先生の著書。氏の読書技術を5章に分けて紹介している。習慣、速読、精読、選択、出力の5技法だ。今回紹介する本の中では1番長いが、興味ある章から聴いてほしい。
目安:倍速で175分(一人でお出かけした聴き終わるくらい)
*ブックリスト部分、約45分部分を除く