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没頭できることを求めて

服の選択についての基礎講座

服のセンスって難しいよね。無人島に1人でいたら多分裸なのに、なんで服なんて着んのかね。服を選ぶのって、興味ない人には面倒だよね。選択にエネルギー使いたくないし、そりゃジョブスもザッカーバーグも毎日同じ服着るわな。

 

服のセンスってのは結構厄介なもんで、時流に影響されたり相対的であったりと、捉えどころがない。そんなわけで服のセンスに関する、時流に影響されにくく割と絶対的な法則を教える。だから、ハイセンスを目指す人、および現在進行形でハイセンスな人達には全く役に立たない。あくまで、センスが悪いのを回避する方法であり、勝ちではなく負けないための方法である(でも、結果王道になってるを目指す)。ご了承願う。

 

美醜の問題よろしく、服のセンスを割と繊細なのはわかる。専門家でもないのに、少しの経験と試行錯誤で語るのを許してほしい。ウィトンゲンシュタインもびっくりってことで。

 

項目は4つ、っていうか結論。

・体を絞れ

・色を上下で分けろ、変な色を買うな

・サイズはジャストサイズ、ズボンに変なポッケはつけるな

・価格は高価じゃなくてもいい

 

以上!終わり!

じゃあ、1個づつみていこう。

 

■体を絞れ

なんで無機物の話してるのに有機物の話なのって感じだけど、絞られた体はお金で買えない価値があるのよ。例えば適当な人気のスポーツマン(ウーマンでもいいよ)を想像してほしいんだけど、彼らが仮に白Tにジーパンでも服のセンスが悪いとはならないわけ。だから、これか挙げる別の3項目も大事だけど、それ以前に体重がやBMIが標準から大幅に超えててる人は、そこを標準にすることから始めてほしい。

まぁ、みんなそんなことは分かってて、分かってるけどできないから問題なんだよね。服に関していえば自分の(少なくとも自分が恥ずかしいと思っている)体型のせいで似合わない服が多いってのは何とも悲しい。痩せろとは言わない、マッチョになれとも言わない、ただ、たるんだ上半身前部は改善しよう。

 

ダイエットに関しては近いうちに書く

 

結論:だらしなくない体はプライスレス

 

■色を上下で分けろ、変な色を買うな

このまんま、上に黒系Tシャツ着てるのに、下に黒系のズボンを穿いちゃだめ。逆もしかり、上下で色をそろえるセンスは結構難しい、人によっては巧く見えるし、人によっては何も考えて無い様にも見える。上半身、下半身、あと出来れば靴で3色になるように気をつけよう。靴は複数色揃えるのは面倒だから、服で選ばない色を選択しておくといい。

 

たったこれだけで、大分改善されるはずだ。次は色の選び方。

 

まず色で知っててほしいのは、「白系は膨張色、黒系は縮小色」ってこと。だから体を大きく見せたければ白系を着ればいいし、細く見せたければ黒系を着ればいい。大方体重過剰だろうから、それを例に考える。体重過剰気味の人でも下半身の大きさ標準と遜色ないことが多い、だからこの場合の最適解は、上は黒や紺といった濃色、下は淡色(淡色がどうしても嫌ならグレーや緑系、無ければジーパン)。

 

個人的には白・黒以外の原色(赤・青・黄)は要センスなので手を出さないほうがいいと思っている。どうしても使いたければ、以下の近しい色を代わりの使ったほうがいい。

赤→赤茶・臙脂(えんじ)色

青→紺

黄→薄い茶色、カレーっぽい色

 

最後にデザインだが、特殊な柄やよくわからないメッセージが書かれた服は止めよう。

 

特殊な柄はいつか飽きる。人間は現在の自分が最新だから、今後、自分は変わらないと思う傾向にある。しかし、5年前のあなたと現在のあなたに変化があったのと同じぐらい、現在のあなたと5年後のあなたは変化している。特殊な柄は5年と経たずに着なくなる。

 

メッセージには2種類あって、1つは単なる外国語の単語、もう一つは思想信条の吐露タイプ。

 

単なる外国語の場合、その意味を知って納得すれば選んでもいい、でも意味を知っている時点で「よくわからないメッセージ」には該当しない。日本だと英語プリントが大半だけど、結構変な意味の言葉も多い。別に誰も見てないよ自意識過剰、って思うかも知れないけど、自分が身に着けているモノの意味に無頓着過ぎは良くない。自分で選択するんだよ。

 

思想信条の吐露タイプは、単語じゃなくて文章がプリントされているものだと思ってほしい。その思想信条の吐露はどこに向けたものなのだろうか。自分に対してか、社会に対してか、それとも近しい者に対してであろうか。その服に記された、さまよう刃は一体どこに収めればいいのであろう。

ごにゃごにゃと書いてきたけど、面倒なら無地の服を着ればいい。ほらノームコアとか流行ってるらしいじゃん(知らんけど)。

 

結論:3原色(赤、青、黄)を除いた無地の服を選ぶ

   着る時は上下で淡色と濃色を分ける。

 

 

■サイズはジャストサイズ、ズボンに変なポッケはつけるな

次はサイズだ、サイズは大き過ぎても小さ過ぎてもいけない。大きいとだらしなく、小さいと気持ち悪くなる(この気持ち悪さはナルシズムに由来すると思っているが、考察の余地がある)。ジャストサイズか否かわかんねーよハゲ、ってなるよね。分からない人は店員さんか、いなければ一緒に行った友人(センス○)に聞いてみればいい。前後2サイズで試着して「このサイズ感どうですか?」って聞くんだよ。

 

変なポッケは主にズボンに付いている作業用(?)のポケットのこと。作業着の兄ちゃんのズボンにポケットがあるのは分かるが、作業中でもサバゲー中でもない貴方のズボンにポケットが付いている必要はない。邪魔だ。シンプルなシュッとしたズボンを選ぶんや。

 

え、カードが入る?ケータイが入る?小物が入る?

全部カバンに入れるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

結論:サイズは店員さんに具合を確認してみよう。

 

■単価は高価じゃなくていい

服はいうても消耗品だから、数万円するものを買う必要はない。ただ、安物買いの銭失いにはならない様に、納得したものだけ購入してほしい。個人的にはTシャツなら¥1000~3000、ズボンなら¥5000~9000で十分良いものが買えると思っている。

値札を見ずに服を選んでもいい。逆説的な話だけど、「これ、いいな」と思ったものが結果として高値になっていくと思う。高価なものは高価なりの理由がやっぱりある。

 

結論:値段はあんまり気にしなくていい

 

 

そんなわけで服選びの基本のキ的な話でした。

 

いじょう