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没頭できることを求めて

英語の勉強法【中級編:偏差値50~65】

*2017年3月31日、加筆・修正しました。

 

今回は中級編。「偏差値50〜60の人が、ちゃんとやれば65まで上がる内容」とする。マーチレベルならこれで大丈夫だ。

 

今まで学校の勉強をキチンとしてきた人は、今このレベルに該当するハズだ。そして、実際ここがボリュームゾーンだろう。導入編でも触れたが、勉強の最大の敵は「やる気」だ。そして、やる気を無くす最大の要因が何をどこまでやるか分からないことにある。

逆に、何をどこまでやるか分かっていれば、脳はやる気を出してくれる。なので、ここにその答えを書いておく。

 

後はあなたの問題だ。あなたが「やるorやならい」を選ぶだけだ。合格までの正解はここにある。最後の2択を選ぶのは、教師でも親でも兄弟でも友達でもない、他の誰でもなく、あなた自身で選ぶのだ。

 

今回も単語、熟語、文法、読解(精読・長文)の順で紹介する。
流石に薄い参考書はなくなってきたが、極力冊数を増やさないように1分野1冊の原則で必要十分な4冊を紹介する。

 

 

 

単語・熟語

まず、ハッキリ言って単語熟語帳は何でもいい。各出版社が出してる定番・ベタなやつでいい。シンプルなのが好きだから「ターゲット」、先輩がオススメしてたから「シス単」そんなレベルでいい。どれを使おうと、最終的には大差ない。どうしても不安なら2冊やればいい(そんな受験生は稀有だろうが)。一応ここでは効率性からDUOをオススメする。

DUO 3.0

DUO 3.0

 

評価はアマゾンの絶賛レビューを見て欲しい。余りの絶賛ぶりに引いてしまうかもしれないが、使用感はいい。自分は大学生になってから使用を始めたが、もっと早く使ってればと思った。

何が良いって、単語と熟語がまとまっているとこだ。通常は単語帳と熟語帳の2冊をやらなければならない、単語の暗記だけでも大変なのに、その上熟語をやるのはきつい。暗記が大得意!みたいな受験生でない限り、2冊より1冊やる方がいいに決まってる。

 

確かに、DUOはその他大学受験用単語帳と比べて、掲載単語数は少ない。そして、単語数が多いほど英語が有利になることも認める。しかし忘れてはいけない、コンセプトは「最小の努力で最大の効果」である。そりゃ単語と熟語、2冊できるならそれに越したことはない。でも、ぶっちゃけ暗記は面白くない。でも決して避けられない。じゃあどうするか、最低限の対策はして、後は英文を読みながら覚えるのだ。

ずはDUOに出ている単語熟語から覚えよう、そして過去問を解こう。そして、知らない単語がでてきたらその都度覚えるのだ。信じられないかもしれないが、どんだけ単語を覚えても、究極的に知らない単語は無くならない。じゃあ、合格に必要な分だけ先ずはさっさと抑えるのだ。

 

ちなみに「熟語はやった方がいいですか?」みたいな質問あるが、熟語は必須だ。熟語を疎かにする受験生は多いが、熟語は無視できない。DUO+網羅型文法問題集(↓次)だけでいいので、取り組んでほしい。

 

文法

文法問題集のオススメはアップグレードだ。

同じコンセプトの「ネクステージ」もあるが、これも単語同様どちらでもいい。単に掲載問題数の問題だ。ネクステ1474問、アップグレード1261問と、アップグレードの方が約200問少なかったのでこちらにした。(発音アクセント除く)

そりゃ、知ってる問題が多い方が良いに決まっている。が、別に全部聞かれるわけじゃない、どっちをやっても文法セクションで8割は超えれる、8割超えれりゃ合格だ。だったら少ない方が効率がいい。そして究極的にはどっちでもいい。どっちでもいいから、ウダウダ言ってないで、さっさと取り掛かってほしい。

到達点は「いつ、どの問題を解いても理由込みで正解できる」だ。そのために何度も繰り返してほしい。あなたに足りないのは参考書の知識じゃない、反復の回数だ。

 

文法初心者はこの問題集から始めても理解できない。初級編で紹介した文法基礎を終わらせ、出来るだけ早く本書に移ろう。1週、5週、10週、20週…。受験が終わるその日まで何週もこなそう。

 

 

 

読解【構文解釈】 

構文解釈系に取り組まない受験生がいるが、単語・文法だけではいつか頭打ちにあう。精読をキチンとやる意味は、英文の内容を捏造しないためだ。単語だけで英文は読めない。まずは例文を見てみよう。試しに、次の英文の和訳(あるいは意味)を考えてみてほしい。

 

It is important to recognize that one of the most remarkable things about the great philosophical books is that they ask the same sort of profound questions that children ask.
             竹岡広信著「大学受験のための英文熟考 上」英文No.30より

 

いかがだろうか。単語熟語のストックが増えてくると、何となく英文が読めてくる。しかし、その何となくが危ない。出てくる単語から勝手にストーリーを作ってしまう。抽象的な文章や、よく知らない分野の英文ほどその傾向がある。そこでオススメするのが本書だ。

大学受験のための英文熟考 上 (熟考シリーズ)

大学受験のための英文熟考 上 (熟考シリーズ)

 

何が良いってレイアウトがいい。基本的には見開きで完結するようにできている。これまでは旺文社の「基礎英文問題精講」を推してきたが、とっつきやすさから本書に変えた。

精読や解釈系の参考書は、その性質上どうしても抽象的な英文が多くなり、その堅さゆえ近づきにくい。レイアウトの秀逸さや、また付属の音源や講義音声で、かなり取り組みやすい形になっている。それだけでも、充分価値ある参考書である。

ちなみに構文解釈系に限らず、英語を読む際に注意すべき点は次の2つだ。

①主語(S)と動詞(V)を見抜く

②どこがどこを修飾しているか見抜く

あまり複雑に考えずに、この2点に注意するだけでも、そーとー読みやすくなるはずだ。

では、改めて先に挙げた英文を見てみよう。

It is important to recognize that one of the most remarkable things about the great philosophical books is that they ask the same sort of profound questions that children ask.

 

 先ずは文章全体の主語と動詞と、そしてできれば目的語or補語を確認する。

主語:It(ただし仮の主語なので to recognize that~が本当の主語)

動詞:is

補語:important

というわけで、ここまでを訳すと「that以下を認識すること は 重要だ」となる。では次にthat節内を見てみよう。

 

that節内の主語:one of the most remarkable things about the great philosophical books

that節内の動詞:is

that節内の補語:2個目のthat~以下

というわけでここまでを訳すと「偉大な哲学書に関して最も注目すべきことのひとつ は that以下だ」となる。

 

この2文を足して「「偉大な哲学書に関して最も注目すべきことのひとつはthat~以下だ、ということを認識するのは重要だ」となる。

後は同じ要領で、以降のthat内を整理していけば終わりである。詳しくは本書のp82~83をご参照されたし。兎角、単語・熟語だけでは読解に限界がくる。このレベルの構文解釈問題をやっていれば、取り敢えず大丈夫だ。

 

読解【長文】

一応オススメは挙げるが、ここまできたら志望校の過去問を解いたほうがいい。今まで紹介した参考書を確実に仕上げていれば、難なく解けるようになっているはずだ。後は各大学の傾向や、自分の苦手分野に合わせて調整すればいい。

dero339.hatenablog.com

 

 

次回、上級編

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